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延興寺窯の白いピッチャー [民藝・手仕事・古道具]


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今日から10月25日(日)まで、青山のべにや民芸店で開催されている「延興寺窯 山下清志・裕代 作陶展」へ行って来た。何年か前に鳥取へ行ったときに山下さんのもとを訪ねてから、この窯の器が大好きな我が家。何といっても、そぎ落としたようなシンプルな表現と、美しいフォルム。山下さんの器で、ぼくが特に好きなのは、白い器。あたたかみがあって、でも表情はマットで、でも触り心地が良い。その質感は他の方には無いものだなあと思います。山下さんにそういうところが好きだとお伝えしたら、やはり白にはとてもこだわっていらっしゃるということ、そして李朝の白磁にもつながっているというお話が聞けました。やはり白いものを選ぼうと思っていろいろ迷った結果、ぼくはこのピッチャーを選びました。また鳥取にいらしてくださいと山下さん。また、とても行きたくなる。

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東北民芸の旅その4_天童木工を見学 [民藝・手仕事・古道具]


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天童木工は民芸ではないかもしれないけれど、何か相通じるものを感じたので、少しだけでも写真など見ていただけたらと思い載せます。山形では家具メーカー「天童木工」を見学しに行きました。大きな工房の一部がショールームになっているという感じで、古いデザインのものなども展示されていて楽しい。工場部分も見学させてもらった(予約制で事前に申し込む)のだけど、その製作者の方々の真摯な仕事ぶりを拝見し、改めて人の手によって美しい家具が生まれていることを目の当たりにしました。工業製品でつくられるモノにも、この天童木工の場合には、間違いなく人の気持ちがこもっているのだと感じました。うまく言えないのだけど、その作業する方々の動き、真剣な表情を見ているだけでも、それが充分に伝わってきました。

天童木工のアンテナショップで、世田谷に以前あったお店、天童木工PLYで、ぼくは通算4回も個展をさせていただいた。だから、天童木工の家具には特別な思いがあり大好きです。PLYでの個展を通じて、たくさんの人と出会い、自分の絵が少しずつ広がって行くことを感じられた大事な空間でした。残念ながら世田谷のお店はなくなってしまいましたが、あの空間での個展で流れた時間は、今でもとても大事な思い出であり、感謝の気持ちでいっぱいです。だから、なおさら天童木工の工場が見られてよかったなあと心から思ったのです。

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これは天童木工の工場のオフィス部分に使われていた間仕切りの壁部分。
ポリカーボネイト?のような美しい蜂の巣状のつくり。

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東北民芸の旅その3_柳宗理の木地玩具を制作する工房「高亀」へ [民藝・手仕事・古道具]


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東北といえばこけしなのでしょうか。宮城県にある「鳴子温泉」にも一泊しました。こけしに囲まれた街、昭和の時間が残った雰囲気のひなびた感じが、なんとも気分出ます。民芸品をいろいろ持っているとはいえ、ぼくは特別こけしが好きで集めているということでは無いのですが。鳴子温泉には、こけしを工房で制作して売るお店がいくつもありましたが、1件、ふと入ってみてとても印象的だったお店が老舗「高亀」。実は、このお店を目指して行ったというわけでもなく、なにげなく入ったのですが、なにやら他のこけし店とは明らかに違った雰囲気がありました。

こけしだけではなく、壁には各地の郷土玩具のコレクションが飾られ、中央のショーケースには良い色に茶色くなった古いいろいろな木地玩具。見たことがある鳩笛や、モダンな形をした西洋風のこけしなど。そう、ここは、柳宗理の木地玩具すべてを専属で制作しているという、特別な工房でありお店なのでした。
制作過程でできたいろいろなプロトタイプの古びたものがあり、それを見るのもとても楽しい。どんなジャンルでも、制作過程にはやはり試行錯誤がたくさんあるもんですね。お店の奥さまが、いろいろとうれしそうに説明してくださって楽しかったです。柳デザインのものを制作していることを誇りに思っていますとおっしゃっていました。お店に見本として置かれているヴィンテージなプロトタイプの数々は売り物では無いのですが、「これは売っていないのですか?」と聞かずにいられませんでした。

柳宗理のモダンなフォルムを持ったプロダクトの数々は、時代に左右されないものだなあと感じますが、こうしたこけしの街の工房でつくられていたというのが何ともあたたかい気分にさせてくれます。あのモダンな鳩笛や亀、フクロウ、西洋風こけしなどが持つフォルムの感覚は、日本のこけしにも、確かに緩やかにつながっている。お店へ行ったときにちょうど、柳宗理デザインの鳩笛がひとつ完成したということで、ぼくは持っていなかったので買わせていただきました。思わぬ楽しい出会いがあり、うれしい時間でした。

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東北民芸の旅その2_小田中耕一さんを訪ねて [民藝・手仕事・古道具]


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ふすまに貼るためにデザインされたという幾何学文様の和紙。
動きのあるデザインと明るい色合いが軽やか。

今回東北へ行きたかった理由のひとつが、型染めで制作をされている小田中耕一さんにお会いすることです。さまざまな本の表紙や、お菓子のパッケージや、ハガキやカレンダー、たくさんの場で小田中さんの型染絵を拝見します。文字にも絵のような魅力があり、どれも魅力的なデザイン。小田中さんの作品には、ぼくはグラフィックデザインをとても感じます。お会いするのは緊張したのですが、実際とても優しい方で、お仕事もあったと思いますが、東京からおじゃましたぼくたちを歓迎してくださいました。東京での生活のこと、芹沢銈介の工房での修行時代のこと、民芸のこと、デザインアイデアのこと・・・いろいろなことを楽しそうにお話して下さいました。こうして作り手の方にお話を伺うのは、とても貴重なことです。自分の興味を広げるきっかけにもなりますね。そして、作り手の方により、それぞれ考え方と方法と表現が違う。考えれば当たり前のことですが、それが感じられるときがまた楽しいです。玄関に置かれていた作品を見せていただき、一枚風呂敷を買わせていただきました。それから、光原社で気に入っていた小田中さんの「のれん」を思い切ってやはり買って帰ろう!と二人で決心し、お店へ向かったのでした。

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これが、光原社(盛岡)で買ったのれん。
写真はお店に飾られているところ。

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東北民芸の旅その1_盛岡と仙台の光原社へ [民藝・手仕事・古道具]


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光原社で買ってきた民芸品

帰ってからいろいろ忙しかったために少し遅くなりましたが7月に行った「東北民芸の旅」のレポートを書こうかと思います(全部書けないかもしれない)。
東北では、以前から気になっていた民芸店「光原社」。盛岡と仙台にお店があります。とても素晴らしいお店を堪能しました。民芸店といわれるお店は全国各地にいろいろありますが、まずこのお店が違うなあと思ったのは、配置やレイアウトなど計算されてるのでしょうか、全体にとても美しい空間、魅力的に映る民芸品の数々。

まずは、盛岡の光原社(本店)へ行きました。世界の民芸品まで含めてとても幅広い品揃えで楽しいお店。それぞれエリアが分かれていて、1階が日本の民芸品、2階が海外を含めた民芸品、別館の世界の民芸品、宮沢賢治に捧げるという柚木沙弥郎さんによる絵画が飾られたマヂエル館。敷地全体がとても広く、まるで民藝館のようです。一方、仙台の光原社は町中にありコンパクトですが、品揃えもまた少し違って魅力的。盛岡とは違うものもいろいろと見られたように思います。郷土玩具などもレアなものが多かったような・・・

上の写真は光原社で買ってきたおみやげです。左の木彫り人形は仙台のお店で。これはペルーのワンカイヨという場所の民芸品で、芹沢銈介の解説により「世界の民芸(朝日新聞社刊)」にも紹介されています。今も作られているのですね。最近はあまり見かけないのと、気に入ったのでおみやげにしました。のみで素朴な風合いに削って作られた人間や動物があり、模様などがまた素朴な風合いに描かれていてなんともあたたかい空気感。
右のメリーゴーランドのようなCrayで作られた玩具はメキシコのもので盛岡のお店で購入。メキシコの民芸品はとても好きですが、今はなかなか手に入らない。もしあっても、70年代頃の程よい風合いとはどれも変わってしまっていて、見かけても、だいたい欲しいものは残念ながらありません。でも、このメリーゴーランド(?)は昔の造形に近くて、素朴な風合いが気に入りました。色合いも明るく、動物の表情なども、なんとも愛らしい。日本を旅しているのに、どうして世界の民芸品がわが家には集まってくるのでしょうか?

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盛岡店の中庭にある「マヂエル館」の壁の飾り廊下のようなスペース。外の空間もとても雰囲気があり、全体が魅力的なお店です。盛岡店の様子を引き続き。

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イヌイットアートの石彫りの鳥 [民藝・手仕事・古道具]


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先日、古道具市で買ったのはイヌイットアートの鳥。石の彫刻です。以前からこのエスキモーによるイヌイットアートにはとても興味があり、いつか欲しいと思っていました。イヌイットの石彫りには、人や動物やアザラシなどのいろいろな種類があるようですが、どれも独特の雰囲気を持っていて、世界の民芸品の中でも異彩を放っていると思っていました。この鳥はあまり見かけたことがない雰囲気で、ぼくらは二人でとても気に入ってしまいました。ようこそです。

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アフガニスタンの鉢(ボウル) [民藝・手仕事・古道具]


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少し前のことですが、青山の西洋民芸の店グランピエで、アフガニスタンの古鉢の展示を見てきました。どれも素朴な風合いが良く、見ていると何とも旅をしているような楽しい気分になる陶器でした。グランピエでは、壁に掛けられて展示されていて、いろいろな文様のものが並んでいるのは圧巻です。アフガニスタンという国の生活風景は(ニュースで見る以外は)なかなか想像ができないけれど、こういうあたたかい風合いのものを作る人々は素朴であたたかい人々なんだろうなあと思います。1枚は古いもの、もう1枚は最近作られた鳥の絵のものの2枚を購入しました。

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購入した2枚。上は新しい最近のもの。下は70年代頃?の古いもの。

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どの柄も魅力的です。

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鳥の絵のDe Simone製ピッチャー [民藝・手仕事・古道具]


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わが家の民芸品から。イタリアのDe Simoneというメーカーの古いピッチャー。このメーカーは今もいろいろな陶器を出しているようです(サイトはこちら)。でも今はもうこういう素朴な風合いのものはなかなか無いようです。これは高さ12センチ、直径も12センチほどで結構大きいサイズ。珍しくベースカラーが黒のツヤ消し。鳥の絵も強い色が使われていますが、全体として落ち着いた風合いがあって気に入っています。ぼくはピカソの陶芸が好きですが、このピッチャーにもそれに通じる空気があり楽しい。こうしたヨーロッパの陶器はメキシコなど南米のものとも、北欧のものともまた違う魅力があり興味深いです。

今日は作品をつくっています。朝から初めて今1枚が完成したところ。なんだか集中するととても疲れますが、第二ラウンドに行こうかと思っています。今日の夜までにできるかな。今回の作品たちは、民芸品に影響を受けているものが多い。

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メキシコの奇妙な鳥 [民藝・手仕事・古道具]


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これもグランピエで買ったメキシコの白い鳥。背の高さ8センチくらいの小さなものです。メキシコにはこうした動物や人の陶器のオブジェクトがいろいろあります。でも、ぼくが好きなのは大体1970年代頃のもののようです。何でそうなるのかというと、絵付けも色合いも今のものはドギツイものが多く、素朴な感覚が台無しになっているものが多い。今作られているものを見ると、そもそも素朴なものだったからこそ、良いものだったはずなのに変わってしまったなと思うことが多い。この白い鳥は今のものですが、程よい感じに素朴さも残っていて値段も手頃で気に入ったので買いました。とても鳥には見えない、架空の鳥なんだと言っているような奇妙さもまた良いなあと思うのです。今までに集めたメキシコの陶器の動物たちと並べると、なんだか脚のつくりが似ている。

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インドの猿がやってきた [民藝・手仕事・古道具]


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先日、青山の西洋民芸の店グランピエへ行きました。建物の雰囲気といい、お店の方々といい、わが家ではとても気に入っているお店です。いつ行っても欲しいものがありますが、今回気に入ったのがこのインドの猿。どこか洗練されている、例えばムナーリがデザインしたような感じも受けたので、本当にインドなのか?という感じがしないでもないですが、この愛嬌と動きのあるフォルムがとても気に入りました。少々大きい(長さ40センチくらい)ですが、気に入ったので買うことにしました。大きさの割に値段はそんなに高くは無かったです。家に帰って来て、このニコッと楽しそうにしている表情を見るとなんだか楽しくなります。そういうものに囲まれて暮らすのは楽しいものです。

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世田谷ボロ市で買ったもの [民藝・手仕事・古道具]


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先日、世田谷ボロ市へ行ってきました。今回はじっくりとジロジロといろいろ見まわして堪能しました。毎年行っているのでどういうお店がどこに出ているか、どこのエリアが面白いかなど、知り尽くして来ているわが家。もちろん、最初は代官餅を食べてからスタート、今年はなかなか良いものが買えました。
まずは「お鷹ぽっぽ」などでも有名な山形の「笹野一刀彫」のにわとり。程よく古びていて形、大きさとも気に入りました。工芸喜頓の近くのエリア、上町周辺に出ていた民藝の陶器なども扱うテントにありました。300円。

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もうひとつは、どこの国か分からないのですが(多分スペインかイタリアあたりのヨーロッパ?)、クジャクの陶器のオブジェクトです。これもなかなかエレガントなシルエット。あたたかい風合いながら、洗練された感じもありますね。あまり見かけない感じのもので、気に入ったので買うことにしました。500円。

工芸喜頓で店主の石原さんとも話したのですが、こうした自分たちが気に入るものというのは、ボロ市や骨董市でも、本当にごくわずかしか見つからないものです。雑多なものに囲まれた状態で見たとき、いつもフラットな眼で見ていないと、埋もれてしまって見逃したりもします。そんな中から、自分たちが気に入ったものを、ヒョイと抜き取る。そう、中古レコード屋で良いブツをサッと掘り出すのとも似ています。モノを買うのは楽しいですね。

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恵比寿さまと大黒さま [民藝・手仕事・古道具]


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最近たまに骨董市などへ行くようになって、今日もたまたま行こうかということになり出かけました。東京では頻繁に骨董市が開かれていて、行ってみると何に出会えるかわからない楽しみがあります。二つ買い物をしました。ひとつは、恵比寿さまと大黒さまの一対になった木彫り。こういうものも本当にいろいろとあるようで、古道具店や民藝など扱うお店でも見かけます。この小さな木彫りは高さ6センチほどで、程よく古びていて、良い質感と良い表情が気に入り、そして値段も安かったので買うことにしました。リビングの日本の郷土玩具の棚のところへ仲間入りしました。

ウィキペディアより
◎恵比寿・・・イザナミ・イザナギの間に生まれた子供を祀ったもので古くは「大漁追福」の漁業の神である。時代と共に福の神として「商売繁盛」や「五穀豊穣」をもたらす神となった。唯一日本由来の神である。
◎大黒天・・・インドのヒンドゥー教のシヴァ神の化身マハーカーラ神。日本古来の大国主命の習合。大黒柱と現されるように食物・財福を司る神となった。

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もう一つは、インド?のしっかりした布による、ユーモラスな魚が描かれたコースター。木版スタンプによる染めなのかな?日本のものかもと思いましたが、インドとかアジアのものかなと予想しています。魚の位置などもなんだか適当で、それがまたいい味。1枚100円でした。それぞれリバーシブルで、左から裏面は黄色、青になっています。

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日登美美術館のバーナードリーチ・コレクション [民藝・手仕事・古道具]


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年末に妻の実家へ帰省したときに、同じ滋賀県にあり、豊富なバーナードリーチのコレクションを展示している「日登美美術館」へ初めて行ってみました。日登美ワイナリーと一緒にあります。実際のところ、美術館を見ていたのはぼくたちくらいで、あとはワイナリーのお店でパンやワイン、食材などを見ている人がほとんど。こんなに素敵なリーチコレクションがいっぱいあるのに、もったいないですよ。写真を撮ったので少しご覧ください。素晴らしかったです。バーナードリーチというイギリス人の作品は、器も素晴らしいし、そこに描かれた絵がまた素晴らしくとても惹かれます。紙に描かれた絵としての作品もあり、それがまた素朴であり、同時に洗練もされていて多国籍感が広がっています。そう、どこの国でもあり、どこの国でもない感じ。多分たくさんの世界の民芸品から影響を受けて生み出された作品なのでしょう。何をどう思って作られたのか想像しながら見ると楽しい。(続きもお読みください)

そういえば、この日登美美術館へ行ってみようと思ったのは、鳥取の延興寺窯の山下清志さん・裕代さんの個展を見に行ったとき、山下さんから「滋賀のリーチコレクションがある日登美美術館は良かった」というお話をお聞きしたからです。山下さんに感謝。

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今年もありがとうございました [民藝・手仕事・古道具]


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12月に入ってから、青山にある「べにや民藝店」でここ何年か買っている注連縄。今年は出雲の亀のものにしました。右の鳥は高千穂のもので、昨年買ったものです。色褪せて茶色くなっていますね。

さて今年もあとわずかでおしまい。特に春からがほんとに早い一年だったなと感じます。個展はしませんでしたが、もみじ市にも出ることができて、たくさんの人にお会いできて、また仕事でも新しい出会いもいろいろとあり、ありがたい一年でした。制作をしていく中で、自分の作品についてもいろいろ考えた一年でもありました。また、来年もいろいろなことに挑戦したいと思います。今年一年、作品を見ていただき、また応援いただき本当にありがとうございました。よいお年をお迎えください。

YUYA

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鈴木稔の仕事/中目黒SML [民藝・手仕事・古道具]


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益子の作陶家、鈴木稔さんの個展が中目黒SMLで始まっています。初日に早速おじゃましてきました。初日だったのでレセプションでフードとワインのサービスもあり(ぼくは酒は飲ませんが)おいしいスープなど少し頂きました。もちろん稔さんも在廊されてて、お話できて嬉しいです。ふと食べているときの稔さん、スプーンもってるのが左手。アッと思いつつぼくも食べていると、稔さんから「左利きなんですか?」と言われました。そうなんですよ、と左利き仲間ここにも発見。

鈴木稔さんの器は、とくにお茶を飲むカップなどわが家でも大抵毎日登場するくらい頻度が高いです。手に馴染む感じや程良いリラックス感(とでも言えばいいのか)のある味わいがあるのだけど、どこかエレガントなラインも同時にあるような。洋風のものを食べたりするのによく使われている気がします。いわゆる民藝では無いと思うのですが、民藝の器ともよく合います。

今回は、新しい薪窯で焼かれた器ということでしたが、文様が入った大皿など、見ていて楽しいものが多かったです。秋に稔さんの工房におじゃましたときにも、いろいろと作る時のエピソードなどが聞けましたが、どうやって作るとか、どう考えて作ったものだとかの話を聞くのは、とても楽しいことですね。作り手の苦しみを少し共感できるという部分もあります。でも、苦しんだ上でこうした美しいものが出来上がるんだなあと思うと、また見え方も違ってくるように思います。鈴木稔さんの個展、12月28日まで。

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今回選んだ器

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鳥の民芸品 [民藝・手仕事・古道具]


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世界の民芸品には、鳥のものがとても多いように思います。もともとぼくも鳥のモチーフはとても好きですが、やはり鳥というのは世界中で共通して好かれる・惹かれるモチーフなのでしょうか。また、同じ鳥でもそれぞれに国によって表現が違っているのを比べたりするのも楽しいことです。上の写真は我が家の民芸品から3つ選んで並べた鳥。素朴なものですが、横から見る姿もなかなか美しいです。

一番奥の大きい鳥は、エジプトのものだそうです。エジプトの民芸品自体、あまり見かけない珍しいものだと思います。穴を開けられた模様が施され、味わい深い質感と深い色づかい。でもフォルムは美しくシュッとしています。真ん中のものは、どこの国か分からなかったのですが、裏に「ドブロブエ」という購入者メモが残されています。謎ですが、クロアチアのドブロという場所の鳥笛なのかも知れません。そして一番手前は、ペルーのプカラの小さな鳥。プカラの民芸品といえば牛(下の写真のものも、そのひとつ)が有名です。ぼくも3つほど持っていて気に入っています。ペルーではこれの大きなものが屋根に乗せられるそうです(cf/沖縄のシーサー)。素朴な感じに惹かれます。

民芸品を眺めながら暮らすのは、とても楽しいことです。また、民芸品はアイデアや楽しい気分をくれます。最近また棚を増やしたので、少しずつ増えて行くでしょう。金額的には高価なものは無いですが、ぼくたちにとっては毎日がより楽しくなる宝物なのです。

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日本民藝館展 [民藝・手仕事・古道具]


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毎日がすぐに過ぎていきます。今年はすでに真冬のような寒さの12月ですね。14日に、ここ何年か毎年行っている「日本民藝館展」へ行きました。この展示は毎年12月に日本民藝館で開催され、いま活躍中の民藝の作り手によるその年の出展作品が見られます。入選しているものは広い2階の展示室に、その場ですぐ持ち帰れる準入選のものが1階にあり、入選のものは、初日の朝イチでほとんど売れてしまと聞いたこともあるくらいです。ぼくが行ったのは2日目。2階は赤いシールが貼られたものばかり&1階の持ち帰れるものもほとんど無くなってる状態でした。でも2階のものを見ると、今年はこういうものが作られて、評価されたんだという流れも何となく分かって面白い。売店で「レンテン族の豆敷き」を1枚購入して民藝館を出ました。

帰りに東急ハンズで板を買って重い重いと手で持ち帰りました(板は何枚もあるとほんとに重い)。そしてその日の夜までにペンキを塗り、次の日から少しずつ棚をつくり、昨日完成。また民芸品を置く棚を作ったのです。前から年内にしたいと思っていたので、ちょっとでも時間が取れてよかった。またすぐ埋まってしまうであろう棚。棚をつける場所を考えるのもなかなか難しくなってきます。

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城北工房を訪ねる/静岡市葵区 [民藝・手仕事・古道具]


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うずらのモチーフで、とても好きなデザイン。お父様の作品だそう。

静岡の旅の続き。静岡市葵区に訪ねてみたかった「城北工房」があります。大橋俊之さんが型染めの仕事をされています。この日はお休みのところ、ご対応くださいました。まず部屋へ上げていただきましたが、その部屋が世界の民芸がいろいろと置かれてたとても素敵な部屋でした。玄関からつながる工房を見学させていただくと、タテ長の空間。布は長い寸法のものなので、奥行きのあるスペースが必要なのですね。大橋さんが糊を塗る作業の実演までしてくださいました。お父様の代は、屋号の家紋やのれんを染めたりする仕事をされていたそうですが、今は大橋さんが現代の生活に合ったデザインを考え、布を染めて商品をつくられています。大橋さんはムサビの先輩だということもわかり(工芸工業デザイン科と思われます、ぼくは建築)うれしくなりました。お父様の作品も含め、いろいろ見せていただいたのですが(いろいろ引っぱりだしてスミマセン・・)、いくつかとても気に入って買わせていただきました。部屋に飾られていた下の写真の大きな太陽?のような花のような文様は、お父様の作品だそうで、とても印象に残りました。この作品、少しずつずらして回転させながら染めたものだそうです。布を染めるということは、描くということよりもシンプルでマットな表現になるところが、なんだか切り絵とも共通していて、だから自分も惹かれるのかもしれません。ぼくも自分で何か染めてみたら、大橋さんにまたお会いしに工房へおじゃましたいです。

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最初のうずらとともに買わせていただいた壁掛け。
これは大橋さんのデザインで、とてもモダンなデザインで好きです。

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お父様の作品だという、太陽のような花のような文様。
これはとても印象に残りました。部屋の雰囲気を作り出していました。

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アトリエぬいやさんの工房を訪ねる [民藝・手仕事・古道具]


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アトリエぬいやさんのお店で布などを買わせていただいて帰ろうとしたら、山内さんが「工房も見て行く?」と誘ってくださってもちろん「行きます!」と答えたぼくたち。そう、通常はお断りされていると事前に問い合わせたときにお返事をいただいていたので、見せていただけるとは思っていませんでした。工房はお店からは結構離れている別な場所にあります。

工房へおじゃますると、山内さんは型染めの実際の道具や使い方、何を作るために手づくりした道具なのかなど、実際に制作現場で教えて下さいました。なんとなくイメージができるような気がしました。また、制作者としての現実的なアドバイスなどもあり、ためになります。工房の中は宝の山のようで、型染めの道具以外にも楽しいものがたくさんあり、ずっと見ていても飽きません。旅の中でこうした時間を過ごせることはとても貴重です。山内さんありがとうございました。ぼくたちは、ぜひまた伺いたい!と思ったのでした。布を染めるということに、素直に感動しました。

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山内武志さん。

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アトリエぬいやで世界の民芸に出会う [民藝・手仕事・古道具]


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昨日の続きです。浜松の「アトリエぬいや」さんには「世界の民芸」も結構あったのです。(ぼくにとって)良いものが「普通に」置かれていたのです。そのことは大阪のひふみ民藝店の川見さんからもインスタで教えてもらっていたので楽しみにしていましたが、こんな好きなものに出会えるとは。

お店に入ってまず見つけたのが、グレーの牛。「あっ?いた!!!」という感じか。インドかな、メキシコかな?と思って聞いてみると、山内さんも「これはどこの国かなあ?」とおっしゃっていて結局わかりませんが、良い表情と素朴でなんとも良い形。

そして、もうひとつの茶色い牛。これ、お店の2階、分かりづらい場所にひっそりとあって、ぼくも分かっていなかったのですが、妻が見つけて「これ好きでしょ?」と。ぼくはいつも、結構そういうことがあるんですよね!妻に感謝。そして、これもどこの国のものか分からないのです。この感じから、イタリア?スペイン?とかでしょうか?どちらも結構古そうです。きっと、お店にずっと長い間置かれていて、誰も買わなかったものなんでしょう。昔はもっといっぱいあったと、山内さんがおっしゃってました。布は迷いつつ選びましたが、この2つは即決。長さ、13センチほどのちょうど良い大きさ。飾る場所が無いので棚を作らねばなりません。

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アトリエぬいや/静岡県浜松市 [民藝・手仕事・古道具]


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お店の2階

芹沢銈介美術館のあとは、車を走らせて浜松へ。今回も結果としては割とタイムテーブルで時間に余裕の無い旅になってしまいましたが、それもまた我が家の運命。浜松で行きたかったお店は「アトリエぬいや」さん。この日は型染め作家の山内武志さんがちょうどお店にいらっしゃる日と伺っていたのです。お店へ着くと2時半頃だったのですが、そのとき、ちょうど山内さんがいらしてお店を開けて下さったのです。なんというタイミング。遅くなった!と思ったのですが実はちょうど良かったという。

なんと山内さんの愛犬が亡くなったとのことで、いろいろ大変だったところ、ご親切にしていただきました。とてもあたたかい方で、ぼくも事前に型染めのことを聞きたいとメールでもお伝えしていたのでいろいろな角度から、型染めの技法や考えを教えて下さいました。とは言っても、ぼくはまだ実際に型染めをやっていないので、分からない部分もありましたが・・・とてもありがたく楽しい時間でした。売られている布はほとんど山内さんデザインによるもの。バッグやのれん、多数の種類が揃う手ぬぐい。とても潔い大らかなデザインが踊っているような山内さんの布。お人柄がよく出ているなあと感じられ、とても素敵な手仕事でした。いくつも欲しいものがありましたが、我が家が買ったのはテーブルクロスに丁度良い布を2枚、デスクの椅子に敷く椅子敷き用座布団、手ぬぐいです。どれも気に入っています。のれんも今度行ったら買いたいと思いました。

山内さんは芹沢銈介のお弟子さん。昔、パリで芹沢銈介の展覧会が開催されたときも、会場設営などバッチリ仕事されたという方なのでした。そのエピソードなどもお話してくださいました。また、やはりいろいろなものを幅広く見ているからこそ、こうした大らかなデザインができるのだと思いました。山内さんの口から何度も北欧フィンランドの「マリメッコ」という言葉が出てくる事もまったくぼくにとっては意外ではなく、やはり北欧も日本も手仕事の感覚では確かにつながっている。失礼ながら、あんなに気取らない素朴な山内さんのような方がとびきり大胆でカッコいいテキスタイルを生み出している事がなんてカッコいいのだろうと思います。薄っぺらいイマドキ感あふれるようなものとは、明らかに違う深みがあります。とても勉強になりました。

そしてなんと!このアトリエぬいやさん、世界の民芸品も少し扱っていて、まさにぼくが欲しいものが普通に居たのです。そのお話は、次回にしましょう。布と世界の民芸と両方見られるとは最高です。

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これは、我が家が買ったテーブルクロス。楽しい三角形のパターン。

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芹沢銈介美術館/蒐集家・芹沢銈介 選択という名の創造 [民藝・手仕事・古道具]


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自邸の内部1

静岡へ小旅行してきました。今回は民藝の旅であります。ずっと行ってみたかった静岡県立芹沢銈介美術館へ初めて行くことができました。登呂遺跡のすぐ脇にあり、現在「蒐集家・芹沢銈介―選択という名の創造」が開催されていて、芹沢銈介の作品のほか、芹沢銈介による蒐集(しゅうしゅう)物の展示がされています。ここ何年かぼくがとても興味を持って集めてもいる世界中の民芸品が盛りだくさんに展示されていました。どれも素晴らしく楽しいものばかりで、珍しいものも結構あり、とても楽しめました。ほとんどのものが、今はもう作られていない民芸品だと思います。集められた当時は、ああいったものが普通に手に入ったのだというのがとてもうらやましくもあります。そもそも「民芸品」なのに今は見つかっても買えない値段の骨董品になっていることが多いですから。

芹沢銈介の型絵染(型染めによりつくられた絵)の中でも、文字をそのまま絵として用いたものがぼくは特に好きです。切り絵と共通点も多く、アイデア・色合い・デザイン・構図のすべてが参考になります。どこか無国籍な感覚が漂うものも多いのは、やはり世界中の民芸品を見てインスピレーションを得ていたからなのでしょうか。観察眼や作品をつくるときの視点も参考にしたいところです。

上の写真は、移築されてここへ来たという、美術館すぐ近くにある芹沢銈介の自邸。この日はちょうど祝日で公開されており、見ることができました(部屋の中には入れず、土間から部屋を覗く感じ)。この部屋がまた素晴らしい。こういう部屋で創作していたのだなあと感じつつ見てきました。

建築家の白井晟一の設計による美術館の建物自体も素晴らしい。美術館でありながら、どこか住宅のようなスケール感も感じる、あたたかみのある空気感の建物です。作品や民芸品の保護のためか、展示室に自然光を入れていないのが残念な気もしました。気がつけば2時間以上、じっくりと美術館を観ました。まずは一つ目の目的、大満足でした。

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新しいお客さま/広がる民藝の仲間 [民藝・手仕事・古道具]


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昨日は素敵なお客さまが我が家へ来てくれました。今まで、本当にいろいろな方々が来てくださいましたが、また新しい仲間です。

日本民藝館の古屋さんと型染作家・大木夏子さん。そもそも、古屋さんがぼくのアトリエを見たいと興味を持ってくれてお呼びしたのです。また、少し前に中目黒SMLの型染展でお会いした大木さんともっとお話したいと思っていたところ、古屋さんと大木さんが親しいということがわかり、お二人をお誘いしたというわけです。

「アトリエ」なんて呼んでくださったのでそう書きましたが、作業台の机やMACなどがあるただの6畳ほどの板張りの部屋です。妻と共用の部屋で、自分たちは「作業部屋」などと呼んでいます。リビングとその作業部屋にある郷土玩具や世界の民芸品や、切り絵作品の原画もいろいろ見ていただきました。

大木さんからは、いまぼくが興味を持っている型染めについて、いろいろな情報をもらいました。話の中で、布を染めたあと、「実際に使えるものに加工する」ということの話になりました。ぼくも実際、じぶんが型染めを始めたら、そこがとても難しい点ではないかと気になっていたのです。大木さんのような型染めでずっと活躍されてる方でさえ、その点にいつも悩んでいるとのこと。布をデザインして染める人、その布を使って洋服やグッズに加工する人というまったく別の作業。そこがうまく分業されて、うまくいくような仕組み(人だけでなく費用的にも?)があれば、もっと染色の作家の作品も生かされて活動しやすくなるのにということですね。

あと、我が家にたまたまハンガリーのフォークアートの本があり、この国に詳しい古屋さんが、ハンガリーの生活と民芸品の素晴らしさなどを話してくれて、その素朴なるハンガリーという魅力的な国に、とても興味を持ったぼくたち。その本を見ていても、どれも素晴らしいのです。お話を聞いて、いつか行ってみたい国のひとつになりました。なかなか古書店でも売っているのを見たことが無い本なのですが、たまたまぼくがネットで見つけて表紙だけ見た直観で買った本が、古屋さんも持っていたのです。それはまたすごい偶然なので、なんだか巡り合わせを感じますね。

お二人ともとても自然体で素敵で、いっしょに話していてとても楽しい方々で、妻ともとても楽しかったねと話しています。また来てもらいたいな!ぼくたちの民藝の世界は、年を追うごとにさらに広がっていきます。

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石川昌浩・井上尚之 二人展/学芸大学 yuyujin [民藝・手仕事・古道具]


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学芸大学にある器店yuyujinで、石川昌浩さん(ガラス)と井上尚之さん(陶)の二人展が11月2日(日)まで開催されています。今日25日は初日ということで、石川さんと井上さんもいらっしゃいました。以前、我が家は小代焼ふもと窯へ伺ったことがあるのですが、井上さんに久しぶりにお会いできました。石川さんとも今回初めてお会いでき、今日行ってみて良かったです。井上さんの白い小さい花器をひとつ持ち帰りました。面取りがなんともエレガントな曲線を描いています。井上さんの器は、どこか西洋やアフリカなどの雰囲気も感じられ、でも同時に日本の感じもあるような・・・見ているととても楽しい。今回並んでいた器の中でも象嵌(ぞうがん)のものが特に良いなあと思い、今後買いたいと思いましたが、今日はこの壺だけにしました。以前倉敷へ行ったときに倉敷民藝館で買った石川さんのガラスのコップ、我が家では夏の間大活躍でした。

そして、今日は偶然にも、いろいろな方にお会いできました。まず店内を見ているとうつわの本などでもご活躍されているライターの澁川祐子さんにお会いし、澁川さんとお話していたらSMLの宇野さんがニッコリとやって来て、それからしばらくするとちょうどいらしていてご紹介されたのがずっとお会いしたかった静岡のお店「うつわ暮らしの道具テクラ」の宮入さん。東京では今日25日からスタートするうつわの展示がたくさんあるそうで、皆さんにその情報を教えていただいたりしました。民藝ネットワークとでもいうか・・・民藝というものを今の世代なりの柔軟な見方で楽しんでいるであろう方々です。自分も多分そういう中にいる一人なのかなと思っていますが、でも、伝統から外れすぎている(ああ今風だなと悪い意味で感じるものは大体そのタイプ)のは嫌だなあと思う。感性の部分だから難しいのだけど、そういう頃合いも全部分かり合えるのが、この方々なんだろうなあと思っています。こういう感覚の人々がつながっていくと、何か新しい流れができていきそうだとも思います。

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鈴木稔さんの工房を再訪!/益子の旅 その3 [民藝・手仕事・古道具]


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以前はじめて益子へ行ったとき、鈴木稔さんを訪ねました。一度もお会いした事もないのに、いきなり訪ねたのです。今思えば大胆だなと思いますが、そんなぼくたちを稔さんはあたたかく迎えてくださり、益子にとても良い思い出ができたのでした。それから2年ほど。今回の日帰りの益子の旅で、再び稔さんを訪ねる事ができてうれしいです。稔さんの器は、いわゆる民藝ではないと思うのですが、でも不思議と民藝と合う器だとも思います。民藝は和風だとはぼくは思っていませんが、稔さんの器は、一般的な日本の民藝のイメージよりも西洋のイメージ。北欧のような、イギリスのような、でも同時に日本のような。いろいろな表情を持った形をしていると見ていていつも思います。

リラックスしていろいろお話できたのですが、ちょっとお互い仕事についてのウラ話などもあり、楽しかったです。個展へ向かって行く時の制作の話、考えて仕上げていくときの自分なりの方法。ぼくも、ああ、そうだなあ!と思い当たることもあり、他の人がどうやってつくるのか、どういう気持ちでつくるのかということにとても興味があるので、ぼくにとってとても楽しいお話でした。

そして、震災後に建て直されたという新しい窯も見せていただきました。ピシッときれいに積まれたレンガが美しいこの窯自体がまるで作品のようです。工房では器をいくつか選ばせていただいたのですが、今回は湯飲みと六角形の小皿。どちらも良い表情をしていて形も気に入っています。ぼくたちは、自分のマッチ箱や、ちょっとしたお土産を持って伺ったのですが、選んだ器をいただいてしまいました。それにしてもさすがに頂いてしまうのは申し訳ないなと思いましたが、稔さんは物物交換だからいいからいいから・・・と。結局、ありがたく大事に使わせていただくことにしていただきました。稔さんありがとうございます。とても楽しかったです。また伺えて良かった。

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エリック・ホグラン展 渋谷8/Art Gallery [民藝・手仕事・古道具]


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益子の日帰り旅のレポート中でしたが少し中断。渋谷ヒカリエ8階にあるアートギャラリーで、北欧スウェーデンのガラス作家エリック・ホグランの展示を見てきました(会期は明日10月20日まで)。展示室は小さなスペースですが、白い空間に色とりどりのガラスがとても美しい。なんだか夢の世界を見ているようです。器だけではなく、ユーモラスな動物や人の形のオブジェなどもあり、楽しい遊び心が伺えます。

こうした北欧のガラスと日本の民藝のガラスは何か共通点があるように思います。薄くて繊細というよりも、力強い素朴なあたたかさも宿っていると感じます。ぼくは建築時代、特に家具などの分野で北欧デザインがとても好きだったので、展覧会などあればよく観に行っていました。今、民藝などに興味を持っていろいろと見ている中で、北欧と民藝の共通点(言葉では上手く表せない感覚かも知れない)を実感するようになりました。日本の倉敷ガラスをもう一度見に行きたくなりました。
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益子参考館へ/益子の旅 その2 [民藝・手仕事・古道具]


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ひんやりとした空気につつまれた10月の益子参考館。ここへは何度も行っていますが、毎回新たな発見や好きなものが見つります。11月の陶器市のときには人でごった返す益子。以前もその時期に行きましたが、益子参考館には人があまりいなくて(ぼくたちにとってはうれしいのですが)、わざわざ益子へ行ってこれを見ないでどうする!とぼくは思います。全国に民藝館はいろいろありますが、特にこの益子参考館は、世界中のものがあって楽しめます。濱田庄司が制作の参考にした世界の民芸品を集めたので「参考館」。なので皆さんにも生活の(生活を豊かにする)参考にしてほしいということで建てられたとの説明があります。今回もとても楽しく参考館の民芸品を見学しました。

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ペルーの双頭のリャマ?の壺。とても良い表情です。家に牛のものがありますが、ぼくはペルーのこうした陶器の動物が大好きです。

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民藝店ましこ「神崎正樹回顧展」へ/益子の旅 その1 [民藝・手仕事・古道具]


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先日「民藝店ましこ」から1枚の展示案内はがきが我が家に届きました。この鳥のタイル作品の写真をトリミングして大きく使ったはがきで、これは作品を見てみたいなあと思った神崎正樹さん(1917-2003)という方の回顧展でした。しばらく妻と迷ったあげく「日帰りで行けるのではないか」などと思い始めてしまい、そうなると行きたくて仕方なくなってしまい、3度目の益子へ言ってしまったという!

神崎正樹さんは画家でもあった作陶家で、他の民藝といわれる益子焼とはまた違ったあたたかな風合いのある絵付けがされた器が多く、優しい雰囲気の作品が並んでいました。ぼくはこの鳥のタイルが特に好きですが、これは値段も手頃でDMにも使われたからか早々に売約となったそうです。民藝ではないのかも知れませんが、素直な気持ちで作ったんだろうなあというタッチが多く、緊張感や研ぎ澄まされた形というより、和ませるあたたかな風合いを持った器たち。

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民藝店ましこと言えば、お店に飾られているこのメキシコの鳥の置物。これは島岡達三さんのメキシコ土産だと店主さんがおっしゃっていました。もちろん非売品で、毎回行く度に欲しくて仕方ないです。

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我が家に、初こけし [民藝・手仕事・古道具]


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何々系と呼ばれる「こけし」の世界。今日は西荻窪へ行き、骨董の展示販売会へ行ってみました。こういう展示会、今まではあまり行ったことが無かったですが、いろいろと開催されているようです。骨董市とはまた違って「骨董市で集めたもの」を売っているという。なかなか奥が深い。それで、良いなあというものも結構あったのですが、予算もあるので高いのは買えないですね。今回は、アフリカ(と思う)の人の形をした直立している小さな木彫り像と、上の写真の津軽系のこけし(なのか?)。買おうと思って会計へ持って行ったら、こけしはサービスしますと言われてタダでいただいてきました。ぼくはこけしについてまったく知識が無いのですが、こけしが売られているのは良く見かけても、このタイプの顔と形はなかなか無いように思います。そうでもないのかな?

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安部太一さんの器 [民藝・手仕事・古道具]


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もみじ市では、いろいろな方にお会いできてうれしかったですが、以前からお会いしたかった島根で作陶されている安部太一さんにお会いできたことも、とてもうれしいことでした。
ぼくにとっては初めての「もみじ市」だったので、朝、焦りながら自分のブースの設営をしていたら、安部さんがわざわざぼくのブースのところまでご挨拶に来て下さったのです。ぼくが書いているブログや民芸品のことなども見て下さっているとのことで、時間があまりない中でも少しお話が出来ました。安部さんにお会いできた事も、もみじ市に参加してよかったことのひとつです。ぼくの作品も見て下さって「民藝の感じがある切り絵」との感想をいただきうれしいです。

安部さんは1日目から出店されていたので、器はすでに多くが売れてしまったそうで、残りは少なかったですが、その中でぼくがとても気に入ったこの掛分けの器を買わせていただきました。もみじ市での良い記念となりました。ヨーロッパの雰囲気がある繊細な空気感を持った安部さんの作品は、誰にも似ていないように思います。この器は皆さんがイメージする安部さんの器とはまた少し雰囲気が違うものかもしれませんが、わが家の民藝の器とは相性が良さそうです。色合い、表面のツヤ消しの表情、繊細なカーブを持ったフォルム。美しい器です。またお会いできる機会がありますように。

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