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イエラ・マリ展/板橋区立美術館 [美術・デザイン探訪]


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「イエラ・マリ展 - 字のない絵本の世界」を見に久しぶりに板橋区立美術館へ。イエラ・マリはイタリアの絵本作家でありデザイナー。何冊か持っていて知っていて、文字の無い絵本の人というイメージでしたが、それをもう少し深く理解できた気がします。とても静かで独特の空気が流れるこの人の絵本は、子ども向けというより、大人が楽しめるものかもしれません。文字が無いことで、より話の内容も際立っているように思いました。絵について見てみると、繊細で、かなりデザインされた絵だと感じました。計算されつくされたレイアウト、線、調子、色合い。動物など顔の表情も決して笑っていない、媚びていない。けれど、冷たい感じとも違う。とても不思議ですが引き込まれる絵本の世界です。ロビーのところには、イエラ・マリ以外の「文字の無い絵本」が集められていて、これも楽しめました。この中で最近出たものでも良いなあと思うまったく知らなかった絵本作家のものもあり、良い勉強になりました。板橋区立美術館へは以前もブルーノ・ムナーリ展を観に行きました。良い展示をやっていてもう少し近ければ良いなあと。

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アトリエぬいやさんの工房を訪ねる [民藝・手仕事・古道具]


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アトリエぬいやさんのお店で布などを買わせていただいて帰ろうとしたら、山内さんが「工房も見て行く?」と誘ってくださってもちろん「行きます!」と答えたぼくたち。そう、通常はお断りされていると事前に問い合わせたときにお返事をいただいていたので、見せていただけるとは思っていませんでした。工房はお店からは結構離れている別な場所にあります。

工房へおじゃますると、山内さんは型染めの実際の道具使い方、何を作るために手づくりした道具なのかなど、実際に制作現場で教えて下さいました。なんとなくイメージができるような気がしました。また、制作者としての現実的なアドバイスなどもあり、ためになります。工房の中は宝の山のようで、型染めの道具以外にも楽しいものがたくさんあり、ずっと見ていても飽きません。旅の中でこうした時間を過ごせることはとても貴重です。山内さんありがとうございました。ぼくたちは、ぜひまた伺いたい!と思ったのでした。布を染めるということに、素直に感動しました。

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山内武志さん。

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アトリエぬいやで世界の民芸に出会う [民藝・手仕事・古道具]


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昨日の続きです。浜松の「アトリエぬいや」さんには「世界の民芸」も結構あったのです。(ぼくにとって)良いものが「普通に」置かれていたのです。そのことは大阪のひふみ民藝店の川見さんからもインスタで教えてもらっていたので楽しみにしていましたが、こんな好きなものに出会えるとは。

お店に入ってまず見つけたのが、グレーの牛。「あっ?いた!!!」という感じか。インドかな、メキシコかな?と思って聞いてみると、山内さんも「これはどこの国かなあ?」とおっしゃっていて結局わかりませんが、良い表情と素朴でなんとも良い形。

そして、もうひとつの茶色い牛。これ、お店の2階、分かりづらい場所にひっそりとあって、ぼくも分かっていなかったのですが、妻が見つけて「これ好きでしょ?」と。ぼくはいつも、結構そういうことがあるんですよね!妻に感謝。そして、これもどこの国のものか分からないのです。この感じから、イタリアスペイン?とかでしょうか?どちらも結構古そうです。きっと、お店にずっと長い間置かれていて、誰も買わなかったものなんでしょう。昔はもっといっぱいあったと、山内さんがおっしゃってました。布は迷いつつ選びましたが、この2つは即決。長さ、13センチほどのちょうど良い大きさ。飾る場所が無いので棚を作らねばなりません。

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アトリエぬいや/静岡県浜松市 [民藝・手仕事・古道具]


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お店の2階

芹沢銈介美術館のあとは、車を走らせて浜松へ。今回も結果としては割とタイムテーブルで時間に余裕の無い旅になってしまいましたが、それもまた我が家の運命。浜松で行きたかったお店は「アトリエぬいや」さん。この日は型染め作家の山内武志さんがちょうどお店にいらっしゃる日と伺っていたのです。お店へ着くと2時半頃だったのですが、そのとき、ちょうど山内さんがいらしてお店を開けて下さったのです。なんというタイミング。遅くなった!と思ったのですが実はちょうど良かったという。

なんと山内さんの愛犬が亡くなったとのことで、いろいろ大変だったところ、ご親切にしていただきました。とてもあたたかい方で、ぼくも事前に型染めのことを聞きたいとメールでもお伝えしていたのでいろいろな角度から、型染めの技法や考えを教えて下さいました。とは言っても、ぼくはまだ実際に型染めをやっていないので、分からない部分もありましたが・・・とてもありがたく楽しい時間でした。売られている布はほとんど山内さんデザインによるもの。バッグやのれん、多数の種類が揃う手ぬぐい。とても潔い大らかなデザインが踊っているような山内さんの布。お人柄がよく出ているなあと感じられ、とても素敵な手仕事でした。いくつも欲しいものがありましたが、我が家が買ったのはテーブルクロスに丁度良い布を2枚、デスク椅子に敷く椅子敷き用座布団、手ぬぐいです。どれも気に入っています。のれんも今度行ったら買いたいと思いました。

山内さんは芹沢銈介のお弟子さん。昔、パリで芹沢銈介の展覧会が開催されたときも、会場設営などバッチリ仕事されたという方なのでした。そのエピソードなどもお話してくださいました。また、やはりいろいろなものを幅広く見ているからこそ、こうした大らかなデザインができるのだと思いました。山内さんの口から何度も北欧フィンランドの「マリメッコ」という言葉が出てくる事もまったくぼくにとっては意外ではなく、やはり北欧も日本も手仕事の感覚では確かにつながっている。失礼ながら、あんなに気取らない素朴な山内さんのような方がとびきり大胆でカッコいいテキスタイルを生み出している事がなんてカッコいいのだろうと思います。薄っぺらいイマドキ感あふれるようなものとは、明らかに違う深みがあります。とても勉強になりました。

そしてなんと!このアトリエぬいやさん、世界の民芸品も少し扱っていて、まさにぼくが欲しいものが普通に居たのです。そのお話は、次回にしましょう。布と世界の民芸と両方見られるとは最高です。

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これは、我が家が買ったテーブルクロス。楽しい三角形のパターン。

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芹沢銈介美術館/蒐集家・芹沢銈介 選択という名の創造 [民藝・手仕事・古道具]


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自邸の内部1

静岡へ小旅行してきました。今回は民藝の旅であります。ずっと行ってみたかった静岡県立芹沢銈介美術館へ初めて行くことができました。登呂遺跡のすぐ脇にあり、現在「蒐集家・芹沢銈介―選択という名の創造」が開催されていて、芹沢銈介の作品のほか、芹沢銈介による蒐集(しゅうしゅう)物の展示がされています。ここ何年かぼくがとても興味を持って集めてもいる世界中の民芸品が盛りだくさんに展示されていました。どれも素晴らしく楽しいものばかりで、珍しいものも結構あり、とても楽しめました。ほとんどのものが、今はもう作られていない民芸品だと思います。集められた当時は、ああいったものが普通に手に入ったのだというのがとてもうらやましくもあります。そもそも「民芸品」なのに今は見つかっても買えない値段の骨董品になっていることが多いですから。

芹沢銈介の型絵染(型染めによりつくられた絵)の中でも、文字をそのまま絵として用いたものがぼくは特に好きです。切り絵と共通点も多く、アイデア・色合い・デザイン・構図のすべてが参考になります。どこか無国籍な感覚が漂うものも多いのは、やはり世界中の民芸品を見てインスピレーションを得ていたからなのでしょうか。観察眼や作品をつくるときの視点も参考にしたいところです。

上の写真は、移築されてここへ来たという、美術館すぐ近くにある芹沢銈介の自邸。この日はちょうど祝日で公開されており、見ることができました(部屋の中には入れず、土間から部屋を覗く感じ)。この部屋がまた素晴らしい。こういう部屋で創作していたのだなあと感じつつ見てきました。

建築家の白井晟一の設計による美術館の建物自体も素晴らしい。美術館でありながら、どこか住宅のようなスケール感も感じる、あたたかみのある空気感の建物です。作品や民芸品の保護のためか、展示室に自然光を入れていないのが残念な気もしました。気がつけば2時間以上、じっくりと美術館を観ました。まずは一つ目の目的、大満足でした。

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うろこ雲の朝 [コラム]


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今朝はウロコ雲がきれいでした。まるで波のようでもあります。だんだんと消えてうすくなってなくなってしまいました。もう冬ですね。

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八木アンテナ [コラム]


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「あのう、まったく関係ないですが」
八木アンテナっていうアンテナがあります。昔、よくテレビアンテナとして屋根の上に立っていたもの。地デジになって最近見かけないですね。仕事をするようになってから、陸上無線どうのこうのという資格?をとるときに、講義を聴いていてもまったく(ひと粒も)意味がわからない中「八木アンテナ」っていう名前だけは覚えられました。そのとき「ああこの感じ、どこかで味わったような・・・」と思いました。
「そして、まったく関係ないですが」
そう、ぼくは高校生のとき理系で、大学は工学部の「建築科」を目指していたというのに、必須の物理がものすごく苦手(まさに、にがい感じ)でした。あるときの物理の期末テストだったか?で、「ニュートンリング」という言葉を答える1問だけが正解で、あとは全部(全部。)バツだったときがありました。5点とかだったように思う。物理の先生が「きみ、建築行くんでしょ?やばいんじゃないの?」と言ってました。苦笑。そしてなぜだか、美術大学の建築へ行くことになるんですが、美術大学に入るのには物理の試験は無かったからダイジョブー、ダイジョブー。
「それからまた関係ないですが」
そして、周りのみんなはデッサンなんかの修行をして美術大学へ入るのに、ぼくはそういう修行をしないで入ったもんだから、大学では絵を描く事に結構なコンプレックスがありました。それなのに!今は絵を描いたりしている自分が、なんだかおかしいのではないかと思います。なんで絵をやってるのか?と思います。ダイジョブーと言い聞かせてやっていくことにします。さようなら!

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スケッチを描く [作品]


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明るい光にあふれた今日の昼間、布のデザインのために時間をかけて鉛筆でスケッチを何枚も描きました。毎日違う仕事や雑用もあるからいつもいつもこういった時間を取れるわけではありません。いかに集中して考えるかが勝負。そう、時間が空いても、すぐに絵の世界に入り込めるとは限らないのです。いつもそこになかなか苦労します。本当に「やるぞ!」とやらないと出来ない。こうした感性の世界は、机に向かったからできるわけではないところがなんとも厄介です。もちろん、いつでもどこでも絵が描けるよ!っていう作家さんもいるんだろうけれど、ぼくはまだまだですね。今日はなかなか良い集中ができました。

鉛筆で濃く描いた線画のモチーフ。これをスキャニングしてマックに取り込んで、パターンデザインを早速2つ作ってみました。パターンデザインをする仕事は今回初めてなので、なかなか新鮮な気分です。ここでまた難しいなと思うのは「作り込んだから良いもの」とはならないこと。これはとても重要な点で、これを間違えると洗練された素敵なものはできません。ファインアートの絵画の人は、描き込んで、描き込んでと仕上げるのだろうけれど、それとは逆に、どこまで引き算できるかということがデザインにおいてはとても重要だとぼくは思っています。良いのができると良いな!

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新しいお客さま/広がる民藝の仲間 [民藝・手仕事・古道具]


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昨日は素敵なお客さまが我が家へ来てくれました。今まで、本当にいろいろな方々が来てくださいましたが、また新しい仲間です。

日本民藝館の古屋さんと型染作家・大木夏子さん。そもそも、古屋さんがぼくのアトリエを見たいと興味を持ってくれてお呼びしたのです。また、少し前に中目黒SMLの型染展でお会いした大木さんともっとお話したいと思っていたところ、古屋さんと大木さんが親しいということがわかり、お二人をお誘いしたというわけです。

「アトリエ」なんて呼んでくださったのでそう書きましたが、作業台の机やMACなどがあるただの6畳ほどの板張りの部屋です。妻と共用の部屋で、自分たちは「作業部屋」などと呼んでいます。リビングとその作業部屋にある郷土玩具や世界の民芸品や、切り絵作品の原画もいろいろ見ていただきました。

大木さんからは、いまぼくが興味を持っている型染めについて、いろいろな情報をもらいました。話の中で、布を染めたあと、「実際に使えるものに加工する」ということの話になりました。ぼくも実際、じぶんが型染めを始めたら、そこがとても難しい点ではないかと気になっていたのです。大木さんのような型染めでずっと活躍されてる方でさえ、その点にいつも悩んでいるとのこと。布をデザインして染める人、その布を使って洋服やグッズに加工する人というまったく別の作業。そこがうまく分業されて、うまくいくような仕組み(人だけでなく費用的にも?)があれば、もっと染色の作家の作品も生かされて活動しやすくなるのにということですね。

あと、我が家にたまたまハンガリーのフォークアートの本があり、この国に詳しい古屋さんが、ハンガリーの生活と民芸品の素晴らしさなどを話してくれて、その素朴なるハンガリーという魅力的な国に、とても興味を持ったぼくたち。その本を見ていても、どれも素晴らしいのです。お話を聞いて、いつか行ってみたい国のひとつになりました。なかなか古書店でも売っているのを見たことが無い本なのですが、たまたまぼくがネットで見つけて表紙だけ見た直観で買った本が、古屋さんも持っていたのです。それはまたすごい偶然なので、なんだか巡り合わせを感じますね。

お二人ともとても自然体で素敵で、いっしょに話していてとても楽しい方々で、妻ともとても楽しかったねと話しています。また来てもらいたいな!ぼくたちの民藝の世界は、年を追うごとにさらに広がっていきます。

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柚木沙弥郎さんのトークショーへ [コラム]


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昨日11月13日の夜、渋谷のSPBSという本屋さんで開催された染色作家・柚木沙弥郎さんのトークショーへ行きました。先日グラフィック社から出版された本「92年分の色とかたち」の発売記念イベントだそうです。柚木先生はすべてにおいて憧れのかたです。作品の持つあの大らかな空気感と伸びやかさ、型染めから絵本イラスト絵画、立体まで本当に幅広い創作活動。

つくり手の立場からの視点での柚木先生のお話には、自分にとっていくつも響く言葉がありました。ぼくは長く絵を続けていこうと思っている中、自分がとても勇気づけられる言葉もありました。中でも「ひとつのことを長く続けなさい」というお話には感動しました。「長く創作活動を続ける秘訣は何ですか?」というお客さんの質問に、先生は淡々と答えられていました。「若い人はみんな、迷っていろいろなことをやろうとする。でも、ひとつのことをずっと続けていかないと、そのことを本当に好きにはならないでしょ?」それは、92歳までずっと創作を続けてこられた実感ある本物の言葉なんだろうなと感じます。また「今でも創作に自信がない」ともおっしゃっていて驚きました。ぼくは、自分のことでもよく迷うことがありますが、こうした言葉にはとても励まされました。

また、制作活動をしているお客さんの別な質問で、「人に教えること」について、どうしたらいいか考えているという質問には「ぼくも教えられないから、教えなくてもよいのでは?自分がいろいろ作るのを見てもらえばいいんじゃないの?」というニュアンスのことをおっしゃっていました。ぼくが、まさにワークショップなどでとても悩むところでもあります。今後、ワークショップをどれだけやるかは分かりませんが、とても勇気が出ました。深い言葉の数々に、いままで積み重ねてきた生活と創作活動が見える柚木先生はとても素敵な方でした。

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新しい仕事 [コラム]


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新しい仕事が始まっています。ひとつ目は、手紙社さんとのコラボで作るもの。先日、手紙舎2nd STORYにてご担当の方と打ち合わせし、方向性が少し決まり、ラフを描くところです。もみじ市からの流れで、新しいことにチャレンジできることはとてもありがたいことです。いいモノができるように、練りたいとおもいます。集中して、いつもより少し時間をかけて取りかかりたい。もうひとつ別件も動いています。こちらは、できあがったものがCMにも出るらしい?ので楽しみです。近々打ち合わせにいくことになっています。

まずはいろいろ本などを見て、可能性を探る感じ。そのあと、頭を空っぽにして、いろいろ自分で描いてみます。ぼくにとって本を見たりするのは、アイデアが煮詰まったというより、何かをみてその連想で何か別なものを思いついたりできるから。それは自分でも不思議です。だから、いろいろ見る事はとても大事。自分の空気感のある無国籍なものができたらいいなと思う。

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葉の文様 [作品]


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今年の夏の旅は沖縄へ行きました。読谷村には、葉の文様がとてもきれいな器がありました。慣れた手つきでサラサラと描いた感じのもので、横田屋窯さんのものは特に色合いもやわらかく、あたたかみがあって気に入って買わせてもらいました。

旅から帰って、9月末のもみじ市に向けてつくったこの作品。頭に文様が残っていて、何か葉っぱモチーフの絵をつくりたくなりました。この作品は、見てきたものを特に参考にしたわけではないのですが、自分なりのシンプルかつグラフィカルなものにしたいと思いつつつくりました。ひとつずつハサミで「あまり滑らかに整いすぎなように」丁寧に切り抜きました。ザックリした風合いを出したいけれど、滑らかにきれいにではない。ザックリなだけでは洗練されたものにならない。その加減が難しいところです。とてもシンプルにできている絵なのですが、これはなかなか時間がかかった覚えがあります。壺屋通りのさまざなま器の形と絵、沖縄そばの味、強い陽射しを思い出します。この夏、沖縄に行けて良かった。

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吉田慶子さんの新作「カエターノと私」 [音楽]


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わが家が大好きなブラジル音楽の歌い手、吉田慶子さん。昨夜、渋谷のサラヴァ東京で新作アルバムカエターノと私」の発売記念ライヴがあったので、これは!と二人で行ってきました。吉田さんはボサノヴァやサンバカンソンなど、ブラジル音楽を歌われていてすべてポルトガル語なのですが、落ち着いた語り口でありながら時にリズミカルで、かわいらしさと大人の雰囲気を併せ持つ品のある吉田さんの歌声はやはり特別だなあと感じます。微笑みながら歌う吉田さんの歌を聴いていると心地良い。そして、相撲好きだというご本人のユニークなトークも炸裂しており、いつも楽しいライヴです。今回はアルバム制作と同じメンバーという、ピアノの黒木千波留さんとベースの増根哲也さんとの共演で、素晴らしい演奏でした。新作「カエターノと私」は、いつもながら家でずっと聴いていくスタンダードとなりそうです。カエターノ・ヴェローゾ、ぼくも好きなアーティストです。新作には入っていないけれどぼくも大好きだった曲「サンバがサンバであったときから」も今回吉田さんのギターと歌で聴けてうれしい。吉田慶子さんにも久しぶりにお会いでき、楽しい夜でした。最近、少し音楽から離れ気味でしたが、やっぱり音楽も良いなあと思います。

写真は、左上が2013年「ソネット」、右上が2007年「サンバカンソン」、左下が2009年「パレードのあとで ナラ・レオンを歌う」、右下が新作「カエターノと私」。

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ぶどうのようなつながり [コラム]


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最近、知人のいる山梨へ行ってきました。民藝の旅ではありません、念のため。途中、ぶどう園へ寄ってみました。収穫の時期はもう終わりで、今なっているぶどうは最後の残りだそう。とはいえ、少しだけ味見させてもらうと、それはジューシーな味。そのぶどう園の中にあるカフェで、不思議な盛り付けのランチを食べ、ひと息ついてから知人宅へ向かいました。ぶどうのある風景というのもとても雰囲気があり、美しい景色です。

それはそうと、最近またいろいろと新しいことが動き出しつつあります。自分でやりたいと思っていることを含めるともっと増えますが・・・なかなか時間も無いですね。いろいろな人との出会い、そしてつながり。そう、ぶどうのように連なるようなつながりだね。今年に入ってからも、またいろいろな人に出会ったように思います。別々に自分とつながる人同士が知り合いになったりするのもなんだか楽しいことです。

出会いというのは、どこでどう形になって、何かの楽しい企画に発展するかわからない。すべての可能性の始まりなんだと感じています。出会ってすぐに仲良くなる人、たまにしか会えないけれど、とても大事な人。もちろん、出会っても大してやりとりもなく、お互いに忘れてしまう人もいますね。人と出会うことが、何かにつながって、自分の新しい活動にもつながります。7年くらいこの作家活動を続けてきて、今そのことをとても実感します。

最近このブログも更新が毎日では無くなっていますが、それはPCに向かう時間を減らそうと思ってのこと。来年は個展も実現するつもりなので、特に重要な一年になるでしょう。そこへ向かって、でも同時にいろいろなものを見て、ジューシーに吸収していきたい。

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鹿児島睦の図案展2014/doinel [美術・デザイン探訪]


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ライブペインティングで描かれたという大きな絵

昼間に東京青山のお店doinel(ドワネル)でやっている鹿児島睦さんの個展、図案展2014を見に行ったら、ちょうど鹿児島さんもいらして、楽しい時間を過ごしました。いつも本当にサービス精神旺盛な鹿児島さんは、とても楽しい方。作品の解説、グッズのこと、制作のときの方法、沖縄のこと、絵のこと。短い時間でしたがいろいろとお話してくださった鹿児島さん。ぼくは少し自分の相談などもして、仕事のことでのアドバイスも頂いたりしています。作風は違っても、鹿児島さんの制作活動や考え方は、ぼくにとってとても参考になるし、鹿児島さんはぼくにとって憧れの存在の先輩です。鹿児島さんはもちろん、ぼくの周りには目標にすべき先輩がたくさんいてありがたいなあと、改めて感じています。今回の個展もとても興味深いものでした。アートディレクターの前田景さんが鹿児島さんの絵を素材にグッズなどを制作されているそうです。会場設営はimaの小林恭さんマナさん、下川織物(久留米絣)、小園由華さん(キナリ)、うなぎの寝床の5組がコラボレイトしての個展だそうです。鹿児島さんのプロダクトを見ていると、チームワークがとても素晴らしいのだろうなと思います。今回の個展では絣の作品など特に新鮮で、絵がまた違った見え方をしていてとても面白いです。鹿児島さんの作品を見せていただくと自分もがんばらねば!というよりもっとがんばりたい!とぼくはいつも思うのです。この個展は11月18日(火)まで。

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今回は魚の絵の皿が壁に展示されていて楽しい

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