So-net無料ブログ作成
検索選択

木鷽/KIUSO 日本からアメリカへ [作品]


KIUSO_b.jpg

先日お会いできたHouse Industriesのアンディ・クルズさんとステファニー・クルズさん。これは半年ほど前、お二人からプレゼントが届いたとき、お礼の気持ちを伝えたいと思ってつくった作品です。スキャニングもして載せるのを忘れてしまっていました。見ての通り、郷土玩具の木鷽です。何か日本的なものを描きたいなあと思って、でも和風とかではなくて・・と思い、部屋を見回すと自分が持っているたくさんの木鷽がいました。いろんな形のがありますが、いちばんポピュラーと思われる亀戸天満宮の形をモチーフにしました。これは絵なので、タテのラインなど微妙にカーブさせたりして、フォルムも若干変えて味を出しています。足などはやはり手で描いた方がしっくりくるので切り絵ではなくここは手描き。(あ、ここは貼ってない!とかではないのです。わざとです。)

そもそも、こういう「実物」そのものを描くということが、ぼくの場合はとても珍しいのです。モチーフとしてよく描くのは「鳥」だったり「植物」だったり「太陽」だったり「水」だったりしますが、ぼくはそれらを描くとき、自分の「架空のカタチ」として描くことがほとんどです。今目の前にあるものをそのままデッサンする、とかそういうものではなく、自分の中から出てくるもの。

なので、木鷽を描いたとき、なんだか新鮮な気分でもありました。柚木沙弥郎さんが民芸品など描かれている絵を見た事がありますが、目の前の実物をモチーフにしても、それはそれで、また自分の作品になるのかも知れないなと、今更ながら思いました。でも、やっぱりぼくにとっては架空の方が楽しいかな。

IMG_9549__.JPG

nice!(3) 
共通テーマ:アート

栗の季節 [美術・デザイン探訪]


IMG_3048.JPG

秋も深まって東京は朝晩が寒くなってきました。そろそろ年賀状を考えなければならないなあと思いつつ、最近は少しゆっくりと過ごしています。秋は栗の和菓子なども多いですが、お菓子パッケージは本当に見ていて楽しいものが多いです。写真は栗ようかんの包装紙で鳥居敬一のデザインによるもの。文字をデザインしていてとても美しくインパクトがあります。鈴木信太郎による喫茶店の女性のトレードマークや、柚木沙弥郎による松本開運堂のパッケージ。民芸やその周辺で活躍する方々のこうしたパッケージやイラストレーションは特に好きです。あたたかくも同時に洗練されていて、強く印象に残る名作の数々。

IMG_3050.JPG

nice!(4) 
共通テーマ:アート

崎陽軒 ひょうちゃんの蒐集について [美術・デザイン探訪]


hyo_2.JPG

知らない方のために言っておくと、これは「ひょうちゃん」です。ぼくは元ハマッ子ですが、ハマッ子の基本でもある崎陽軒のシウマイでおなじみのキャラクターで、しょうゆ入れです。ああ、我が家にどんどん集まってきます。昨日たくさん入荷してしまいました。しかもこの大きなタイプ(もうひとつ小さいタイプもある)!ポイントは「集めてるんだ」と言っておくこと。そうすれば、捨てずに取っておいてくれるというわけ。敬意を込めて「ひょう」と呼び捨てにしています。

ぼくは元ハマッ子なので当然のことながらシウマイ弁当が大好き。もう何回食べたか分かりませんね。シウマイももちろんおいしいのですが、あのお弁当はごはんが他の弁当よりも格段にウマイ。最近は同じ崎陽軒の「チャーハン弁当」も良いなあと思っています。この「チャーハン」がまた、とても良い具合ですよ。ふつうのチャーハンというより餅米みたいな食感で、なんとも中華おこわみたいです。あっと!話がそれてますよ!今はこのひょうはシウマイ弁当に入っていないのが残念だけど(昔は入っていた気がするのだけど気のせいか?)、写真のものは今は「特製シウマイ」に入っているものです。特製は、シウマイが少し大きく、ジューシー。貝柱も多く入っているとか。情報によると、羽田空港で売っているものにはひょうちゃんが入っていないとか。飛行機に乗るときに持ち込まれることなど考慮されてのことなんでしょうか・・・

赤いのはイラストレーター原田治さんによるひょう。一番下の段、左から2番目は友人みやらさんにもらった柳原良平によるひょう。いろいろな限定モノのひょうもいるんだなとわかります。この二人のものは洗練された感じですが、普段のひょうは、ちょっと毒があるタッチのものも多く、それが何とも持ち味でまた素晴らしいところ。カンカンのひょう、喜ぶひょう、笑うひょう、泣くひょう。やれやれ。

nice!(4) 
共通テーマ:アート

スタンダードな美しさ [美術・デザイン探訪]


maron 2.JPG

これは世田谷のd&departmentでふと見つけて買った山形の銘菓「マロン」です。dのトラベル本で山形特集が出たようで、その横に売られていました。これはデザインが素晴らしいなと思い、思わず買ったというもの。レトロと言われそうですが、ぼくはこういうデザインを見るとき、あまりそういう風には捉えていません。レトロ趣味なんかではなくスタンダードに美しいものと思っています。この心を捉える感じはどうだろう。栗のお菓子(まだ食べていないのだけど)だから、美しい栗のシルエットを花びらにしたフラワーのデザインセンス、色使い(ぼくがアレキサンダー・ジラルドの色使いを参考に太陽のデザインに使ったピンク×黄色の色合い)。こうしたお菓子はデザインチェンジも多いけれど、良くアレンジされることは少ないんだろうなと思います。良いデザインはきちんと残していくことも大事なことなのになあと思います。

nice!(4) 
共通テーマ:アート

蒐集と制作 [コラム]


kokeshi1006 2.JPG

最近は興味があるモノの展示会などに行かずにいられない。もう置く場所も無くなるのに、何か仕入れてしまう。洋服にもどんどん興味が無くなり、レコードもほとんど買わなくなり(家で音楽は聴いてはいるけれど)、美味しいものを外食するよりも家で過ごすのが好きな最近。そして買っているのは民藝品。どうしようかなあ!この状態。民藝を置くために広い家を探して地方で暮らそうか。本当にそれもいいんじゃないかと思ったりする。やはり蒐集は楽しいもんです。やはり、こういうものってある程度歳を取ってわかるのだなとも感じます。20代、30代前半ではわからなかったし、いや、わかる、わからないではなく、若いときとは捉えている感覚やニュアンスが違う。と、自分の場合は思っています。今だから選べるもの、今だから好きなもの。それを作品にも反映したいと思う。

nice!(3) 
共通テーマ:アート

石川昌浩・井上尚之 二人展/学芸大学 yuyujin [民藝・手仕事・古道具]


yuyujin 2_b.JPG

学芸大学にある器店yuyujinで、石川昌浩さんガラス)と井上尚之さん(陶)の二人展が11月2日(日)まで開催されています。今日25日は初日ということで、石川さんと井上さんもいらっしゃいました。以前、我が家は小代焼ふもと窯へ伺ったことがあるのですが、井上さんに久しぶりにお会いできました。石川さんとも今回初めてお会いでき、今日行ってみて良かったです。井上さんの白い小さい花器をひとつ持ち帰りました。面取りがなんともエレガントな曲線を描いています。井上さんの器は、どこか西洋やアフリカなどの雰囲気も感じられ、でも同時に日本の感じもあるような・・・見ているととても楽しい。今回並んでいた器の中でも象嵌(ぞうがん)のものが特に良いなあと思い、今後買いたいと思いましたが、今日はこの壺だけにしました。以前倉敷へ行ったときに倉敷民藝館で買った石川さんのガラスのコップ、我が家では夏の間大活躍でした。

そして、今日は偶然にも、いろいろな方にお会いできました。まず店内を見ているとうつわの本などでもご活躍されているライターの澁川祐子さんにお会いし、澁川さんとお話していたらSMLの宇野さんがニッコリとやって来て、それからしばらくするとちょうどいらしていてご紹介されたのがずっとお会いしたかった静岡のお店「うつわ暮らしの道具テクラ」の宮入さん。東京では今日25日からスタートするうつわの展示がたくさんあるそうで、皆さんにその情報を教えていただいたりしました。民藝ネットワークとでもいうか・・・民藝というものを今の世代なりの柔軟な見方で楽しんでいるであろう方々です。自分も多分そういう中にいる一人なのかなと思っていますが、でも、伝統から外れすぎている(ああ今風だなと悪い意味で感じるものは大体そのタイプ)のは嫌だなあと思う。感性の部分だから難しいのだけど、そういう頃合いも全部分かり合えるのが、この方々なんだろうなあと思っています。こういう感覚の人々がつながっていくと、何か新しい流れができていきそうだとも思います。

nice!(5) 
共通テーマ:アート

すこしずつ広がるのが良い。 [コラム]


IMG_2178bb_.JPG

何かが、少しずつ動いているように思う最近です。インスタグラムによる広がりや、雑誌の掲載、もみじ市への初参加とその後の広がり。今年に入ってから、すでにいろいろな人に会ったなあと思います。
それはとてもありがたいことで、楽しいことだなあと思います。社会人になったらプライベートな友人は増えにくいなんてよく聞きます、ぼくは絵という活動があるからか、新たに人と知り合う機会になかなか恵まれているように感じます。最近はさらに民藝の世界も加わって、さらに広がりを見せているような・・・

多分何でも、長く続けることはとても大変なこと。たとえばミュージシャンの場合でいうと・・・大ヒット曲はないけれど、常に一定の人々から支持され続けて、長く活動しているアーティストのような存在がいいなと思います。今、作家活動を始めてちょうど7年くらいが経ちます。ぼくもそういう息の長い活動を目指したいと思っています。写真は、大阪の国立民族博物館で見たメキシコのテキスタイル。

nice!(5) 
共通テーマ:アート

Andy Cruzさんご夫妻に、ついに会う! [美術・デザイン探訪]


counting_coi.JPG

おとといの晩はHouse Industriesでさまざまなプロダクトを発表されているデザイナー、Andy CruzさんとStephanie Cruzさんご夫妻の食事会に参加させていただきました。フォントを使った特徴あるデザインは見ていて楽しいです。日本には何度もいらしているようで、民藝などもお好きな二人。今回はもともとぼくたちの友人であるハーマンミラージャパンの佐々木さんからのお誘いでした。ぼくは英語が話せないのでとても緊張してしまいましたが(日本語でさえ緊張するのに)、AndyさんとStephanieさんはとても優しく、ジェントルでシックなお二人なのでした。ゆっくりと和やかに楽しい時間を過ごす事ができました。みなさんほとんど英語での会話だったので、ぼくは結構分からないことが多かったですが・・・苦笑。その場に出席された方々も、皆さんとても素敵な方々でお会いできてうれしかったです。

もともと、Andy&StephanieさんがインスタグラムやFacebookであるときにぼくの作品を見て下さって見つけてくださったのが始まりだったと思います。その後あるとき、住所を教えて?とメールが来て伝えると、House Industriesの素敵なプロダクトのプレゼントが家に送られてきました。こけしが描かれたブロック、キッチンタオル、そしてアレキサンダー・ジラルドのパンプレットなど楽しいプレゼントでとてもうれしかったです。ぼくたちも何かお礼を伝えたいなあと、ぼくの切り絵をしたマッチ箱、鷽を描いた切り絵、妻は手づくりジャムをお送りしたのです。そんなやりとりがあったりしたあと、今回ついにご本人たちにお会いできてとてもうれしかったです。こういう出会い方というのも面白いなあと思います。

写真は、Andyさんにいただいたプロダクト、Counting Coi(カウンティング・コイ)という名の教育おもちゃ?なのでしょうか。もちろん魚にも見えるし、一瞬、鳥のようでもある「鯉」。外国から見た日本という感覚がまた面白くてぼくは好きです。日本的なものは、外国の人々はどういう感覚で見てるんだろうなと思いながらこれを見ていると楽しくなります。ぼくたちは、先日作った鳥のグレーの手ぬぐい、一筆箋(Letter Paper)、太陽のコースター、そして妻の手づくりジャムをプレゼントしました。ぼくの作品についてAndyさんは「Beautiful!」と言ってくれてうれしかったです。作品というのは、言葉が通じなくても何かが伝わるという意味では、強い伝達ツールなんだなあと、改めて絵の力を感じ、自分は作品をつくっていてよかったなあと思います。出会いってとても面白い。

Andy & Stephanie,thank you so much!
YUYA

nice!(6) 
共通テーマ:アート

鈴木稔さんの工房を再訪!/益子の旅 その3 [民藝・手仕事・古道具]


IMG_2930 2.JPG

以前はじめて益子へ行ったとき、鈴木稔さんを訪ねました。一度もお会いした事もないのに、いきなり訪ねたのです。今思えば大胆だなと思いますが、そんなぼくたちを稔さんはあたたかく迎えてくださり、益子にとても良い思い出ができたのでした。それから2年ほど。今回の日帰りの益子の旅で、再び稔さんを訪ねる事ができてうれしいです。稔さんの器は、いわゆる民藝ではないと思うのですが、でも不思議と民藝と合う器だとも思います。民藝は和風だとはぼくは思っていませんが、稔さんの器は、一般的な日本の民藝のイメージよりも西洋のイメージ。北欧のような、イギリスのような、でも同時に日本のような。いろいろな表情を持った形をしていると見ていていつも思います。

リラックスしていろいろお話できたのですが、ちょっとお互い仕事についてのウラ話などもあり、楽しかったです。個展へ向かって行く時の制作の話、考えて仕上げていくときの自分なりの方法。ぼくも、ああ、そうだなあ!と思い当たることもあり、他の人がどうやってつくるのか、どういう気持ちでつくるのかということにとても興味があるので、ぼくにとってとても楽しいお話でした。

そして、震災後に建て直されたという新しい窯も見せていただきました。ピシッときれいに積まれたレンガが美しいこの窯自体がまるで作品のようです。工房では器をいくつか選ばせていただいたのですが、今回は湯飲みと六角形の小皿。どちらも良い表情をしていて形も気に入っています。ぼくたちは、自分のマッチ箱や、ちょっとしたお土産を持って伺ったのですが、選んだ器をいただいてしまいました。それにしてもさすがに頂いてしまうのは申し訳ないなと思いましたが、稔さんは物物交換だからいいからいいから・・・と。結局、ありがたく大事に使わせていただくことにしていただきました。稔さんありがとうございます。とても楽しかったです。また伺えて良かった。

IMG_2928.JPG

続きを読む


nice!(3) 
共通テーマ:アート

エリック・ホグラン展 渋谷8/Art Gallery [民藝・手仕事・古道具]


IMG_3004.JPG

益子の日帰り旅のレポート中でしたが少し中断。渋谷ヒカリエ8階にあるアートギャラリーで、北欧スウェーデンガラス作家エリック・ホグランの展示を見てきました(会期は明日10月20日まで)。展示室は小さなスペースですが、白い空間に色とりどりのガラスがとても美しい。なんだか夢の世界を見ているようです。器だけではなく、ユーモラスな動物や人の形のオブジェなどもあり、楽しい遊び心が伺えます。

こうした北欧のガラスと日本の民藝のガラスは何か共通点があるように思います。薄くて繊細というよりも、力強い素朴なあたたかさも宿っていると感じます。ぼくは建築時代、特に家具などの分野で北欧デザインがとても好きだったので、展覧会などあればよく観に行っていました。今、民藝などに興味を持っていろいろと見ている中で、北欧と民藝の共通点(言葉では上手く表せない感覚かも知れない)を実感するようになりました。日本の倉敷ガラスをもう一度見に行きたくなりました。
(続きもご覧下さい)

IMG_2994.JPG

続きを読む


nice!(5) 
共通テーマ:アート

益子参考館へ/益子の旅 その2 [民藝・手仕事・古道具]


IMG_2871.JPG

ひんやりとした空気につつまれた10月の益子参考館。ここへは何度も行っていますが、毎回新たな発見や好きなものが見つります。11月の陶器市のときには人でごった返す益子。以前もその時期に行きましたが、益子参考館には人があまりいなくて(ぼくたちにとってはうれしいのですが)、わざわざ益子へ行ってこれを見ないでどうする!とぼくは思います。全国に民藝館はいろいろありますが、特にこの益子参考館は、世界中のものがあって楽しめます。濱田庄司が制作の参考にした世界の民芸品を集めたので「参考館」。なので皆さんにも生活の(生活を豊かにする)参考にしてほしいということで建てられたとの説明があります。今回もとても楽しく参考館の民芸品を見学しました。

IMG_2859.JPG
ペルーの双頭のリャマ?の壺。とても良い表情です。家に牛のものがありますが、ぼくはペルーのこうした陶器の動物が大好きです。

続きもお読みください

続きを読む


nice!(6) 
共通テーマ:アート

民藝店ましこ「神崎正樹回顧展」へ/益子の旅 その1 [民藝・手仕事・古道具]


IMG_2897 b.JPG

先日「民藝店ましこ」から1枚の展示案内はがきが我が家に届きました。この鳥のタイル作品の写真トリミングして大きく使ったはがきで、これは作品を見てみたいなあと思った神崎正樹さん(1917-2003)という方の回顧展でした。しばらく妻と迷ったあげく「日帰りで行けるのではないか」などと思い始めてしまい、そうなると行きたくて仕方なくなってしまい、3度目の益子へ言ってしまったという!

神崎正樹さんは画家でもあった作陶家で、他の民藝といわれる益子焼とはまた違ったあたたかな風合いのある絵付けがされた器が多く、優しい雰囲気の作品が並んでいました。ぼくはこの鳥のタイルが特に好きですが、これは値段も手頃でDMにも使われたからか早々に売約となったそうです。民藝ではないのかも知れませんが、素直な気持ちで作ったんだろうなあというタッチが多く、緊張感や研ぎ澄まされた形というより、和ませるあたたかな風合いを持った器たち。

IMG_2913.JPG
民藝店ましこと言えば、お店に飾られているこのメキシコの鳥の置物。これは島岡達三さんのメキシコ土産だと店主さんがおっしゃっていました。もちろん非売品で、毎回行く度に欲しくて仕方ないです。

(続きもお読みください)

続きを読む


nice!(5) 
共通テーマ:アート

誕生日ありがとうございました。 [コラム]


cake.jpg

今日10月15日は自分の誕生日でした。フェイスブック、メール、インスタグラムでたくさんの方からおめでとうのメッセージをいただきました。本当にどうもありがとうございます。すべて、うれしく読ませていただいています。

誕生日は、最近は外へ食事にいくというより家で静かにゆっくり過ごすのが好きです。定番は、鯛の丸焼き(言い方間違えてるか)と赤飯。このスタイルは妻の実家のものだそうで、ぼくも気に入っていて最近はこのメニューをリクエストして妻につくってもらっています。写真のケーキも妻の手づくりで、今回はクリームの乗ったようなものではなく素朴なバナナのタルトが良いなあとリクエストしました。アーモンドの生地とバナナがこんがり焼けていて何とも美味い。

この時期に毎年1つ、年を取る。今いろいろなことを考えていますが、少しずつ、自分が決心した方向へ一歩一歩進んで行ければ良いなあと思います。最終的な理想に向かって、もっともっと努力して行かねばと思います。今後とも作品を見ていただけましたらうれしいです。どうぞよろしくおつきあいください。いつもありがとうございます。

nice!(7) 
共通テーマ:アート

何もしない日 [コラム]


1014_2014.jpg

朝起きたら晴れていたのでちょっと驚いたが、台風の後で風が強い日だった。今日は、1日ゆっくりと家で過ごした。自分にはたまにそういう風に過ごす日があって、それがとても必要だとも思っている。どこかに行こうとも思わず、外に出るのはベランダだけ。そういう日には、音楽を聞いたり、買っていた本を読んだり、昼寝をしたりする。なんだかここのところの疲れがたまっていたのか、今日は本当にグッタリと寝てしまい、起きたらもう外は真っ暗だったが、スッキリした。そろそろ次へ向けた活動をスタートしようと思う。

写真は、わが家の世界の民芸の棚より、出西窯の花器、インドのコンド族による動物、熊本の木の葉猿、北欧の陶器のニワトリ。

nice!(4) 
共通テーマ:アート

自分たちの場所 [コラム]


IMG_1135bl.JPG

最近ちょっと間が空いてしまっていますが、何度も個展をしていると、作品がどんどんたまっていきます。旅立った作品はもちろんそれぞれの方のもとへ行きますが、残った作品はファイルなどに入れて、原画を大切に保管してあります。その中には7年ほど前、切り絵を始めた時期のものから始まり、手元に残ったものとは言っても、自分では気に入っている作品もあります。作品というのは、その時その時に違うものが生まれます。同じ作品をつくろうと考えないのは、その時だけの自分の感性、アイデア、偶然の痕跡などの特別な空気を今つくる作品に込めたいと思うから。そうしたストックの作品を見ていただける機会が無いかなあと思っていたりします。それ以外にも、やりたいことをいろいろ考えていると、いつか自分たちのスペースが持てたらいいなあと思っています。

絵やデザインの仕事をする事務所であり、もちろんアトリエでもあり、開かれたギャラリーであり、そして自分たちが共感する作り手による「モノ」も扱うお店でもある・・・という自分たちだけのスペース。そこでは自分のワークショップ、妻の食に関するイベントもできたら良い。自分たちだけにしかできない空間をつくりたい。今日、こんなことを書こうと思ったのは、だんだん自分の中で思いが強くなっているからかも知れません。いつか、実現すると強く思わなければ、多分ずっとそのまま。何をどうするのか、どうやっていくのか、はっきりと目標を持って考えて行く必要があります。

nice!(5) 
共通テーマ:アート

作品_14の波 [作品]


_wave-of-14_b.jpg

一昨日の夜に聴いた波や水面をイメージさせるような音楽の余韻が残っていますが、これは、もみじ市のためにつくった作品「14の波」。市は河川敷で開催だったので、何か水のモチーフの作品をひとつ作ろうと思いました。実はぼくは幾何学の作品は、自分としては一番好きな分野です。とはいえ、いろいろな作品があった方が良いなあとも思うので、愛らしい顔が入ったような具象モチーフも必要だと思います。

軽やかな水の流れというよりは、流れからイメージした形を並べてつくる別の空間。少し力強い感じにもしたかった。なぜ?そう言われると答えが難しいけれど、工芸や民藝の感じに近づきたいという気持ちがこういう感覚にさせるように思います。

一昨日の夜には久しぶりにいろいろな方々に会えたのでとてもうれしかったですが、神戸渋谷でお店をされている先輩の友人にも会えたのもなんともうれしかったです。次の個展のご相談をしました。日程をもう決めたわけではないですが「行くぞ!!」という気持ちになっています。願わくば東京と神戸の両方で。久しぶりの個展、実現させたい。

nice!(5) 
共通テーマ:アート

藤本一馬/伊藤志宏 "Wavenir(ウェヴニール)" [音楽]


wavenir.JPG

昨夜は渋谷のサラヴァ東京で開催されたギターの藤本一馬さんとピアノの伊藤志宏さんのデュオ・ライヴへ。アルゼンチンやブラジルの音楽をはじめとした、繊細で静かな美しい感性でつながる音楽をコンセプトにしたイベントbar buenos airesのシリーズで開催されたもの。

今回は姫路ハンモック・カフェが立ちあげた新しい音楽レーベルの第1弾ということで、このデュオ作品「Wevenir」の発売を記念したライヴ。この作品には音以外の部分でもぼくの友人が関わっています。ジャケットデザイン写真撮影・アートワークなどビジュアルすべてを手掛けたのはアーガイルデザイン宮良当明さん。プロモーション映像をつくったのは、映像作家ねるやまさんで、ぼくの作品で「ちょっきんアニメーション」を一緒につくってくれた友人です。

ハンモックの中村信彦さんの心温まるようなあいさつから始まったライヴは本当に素晴らしいものでした。ギターとピアノだけというシンプルな編成が、またとても美しい。音が束になる感じのオーケストラなど大きな編成よりも、1音1音の組み合わせや成り立ち、リズムと音と音の隙間が感じられるこうした小さな編成がぼくは好きです。とても繊細な感覚で作られた音構成でありながら、ライヴはとても躍動感もありました。アルゼンチンなどの繊細な音楽を紹介するこのbbaのライヴにぴったりです。

ではでは、このCDはぜひ聴いてみてください。音楽にも、デザインや絵を描くという感覚に近いものがあるんじゃないかなとこうした美しい音楽を聴いてると感じます。みんなオシャレだとかインテリアとか目に見える部分はとてもこだわって気にする人が多いと思うけれど、音楽だってそれと同じ感覚で鋭く選ぶべきだと思っています。ぼくがそういう風に思い始めたのは大学生の頃。ぼくは一生聴いて行ける音楽を選びます。

nice!(3) 
共通テーマ:アート

作品_秋の森 [作品]


_forest_b.jpg

最近、絵を描いていて(ぼくにとっては、切り絵は絵を描いている感覚そのものです)、整いすぎていない美しさ、偶然に出てきた線、切り口だからできるラインなどに素直に従った作品をつくりたいなあと思っています。先日、芹沢銈介を特集するテレビを見たとき「作為が無い」ということについて説明されていました。作品をつくる上で作為が無いことって、実はとても難しいように思うけれど(こういう形にしようという時点で作為だろうなと思うし)、なんとなくは理解ができた。

何というか、ぼくも切り絵を始めたころとは明らかに違う感覚が出て来ているのは確かです。それは、明確に言葉では説明ができないのだけど、いろいろな手仕事を見てきたことと、その作り手の考え方をいろいろと感じ取ることができたことの影響かもしれない。民藝らしさって何だろう。工芸って、イラストって何だろう。どうして絵というものは、さまざまにカテゴライズされるんだろう。ぼくの中には、今いろいろな感覚が渦巻いているのですが、そのときに素直にやりたいなと思う絵をつくってみようと思う。

この作品は、もみじ市に向けてつくった作品「秋の森」。木というのは、いろんな表現があるけれど、具象ではなく抽象に近い、木の形というよりも「カタチ」と呼べるような、素朴なる簡易な形にしたいと思いました。なんで?っていわれるとそうしたかったからとしか言えないのだけど、でも、なんだかキノコのような、テキスタイルパターンのような、愛嬌ある作品になったように思います。わざとらしくなく素朴、っていうのはとても難しい。それは、大人が、子どもの感覚で絵を描くことなんかに近いのかもしれません。

nice!(4) 
共通テーマ:アート

夕焼けのときの深い青空 [コラム]


yuyake1006.JPG

今日の夕焼けはとてもきれいでしたが、夕焼けのその上には、深い青空が広がっていました。紺から紫、水色から白とグレー。いろんな色が繊細に現れているこの空はとても美しかったです。夕焼けだと聞かなければ、明け方の空のようにも見え、澄んだきれいな空気を感じます。東京は台風により午前中は暴風と雨、午後は急に晴れて夏のように暑くなったと思ったら、夜は急に涼しくなりました。少しずつ、冬へ近づいているなと感じます。もうすぐ年末へ。時間が過ぎるのが今年は特に早く感じます。いろいろやりたいなと思いつつ、やはり時間は限られているなあと。いろいろな人と関わって新しいことを少しずつやって行きたい。本当にやるべきことだけをやろうとこの空を見て思いました。

nice!(4) 
共通テーマ:アート

我が家に、初こけし [民藝・手仕事・古道具]


kokeshi.JPG

何々系と呼ばれる「こけし」の世界。今日は西荻窪へ行き、骨董の展示販売会へ行ってみました。こういう展示会、今まではあまり行ったことが無かったですが、いろいろと開催されているようです。骨董市とはまた違って「骨董市で集めたもの」を売っているという。なかなか奥が深い。それで、良いなあというものも結構あったのですが、予算もあるので高いのは買えないですね。今回は、アフリカ(と思う)の人の形をした直立している小さな木彫り像と、上の写真の津軽系のこけし(なのか?)。買おうと思って会計へ持って行ったら、こけしはサービスしますと言われてタダでいただいてきました。ぼくはこけしについてまったく知識が無いのですが、こけしが売られているのは良く見かけても、このタイプの顔と形はなかなか無いように思います。そうでもないのかな?

kokeshi2.JPG

nice!(5) 
共通テーマ:アート

安部太一さんの器 [民藝・手仕事・古道具]


IMG_2740.JPG

もみじ市では、いろいろな方にお会いできてうれしかったですが、以前からお会いしたかった島根で作陶されている安部太一さんにお会いできたことも、とてもうれしいことでした。
ぼくにとっては初めての「もみじ市」だったので、朝、焦りながら自分のブースの設営をしていたら、安部さんがわざわざぼくのブースのところまでご挨拶に来て下さったのです。ぼくが書いているブログや民芸品のことなども見て下さっているとのことで、時間があまりない中でも少しお話が出来ました。安部さんにお会いできた事も、もみじ市に参加してよかったことのひとつです。ぼくの作品も見て下さって「民藝の感じがある切り絵」との感想をいただきうれしいです。

安部さんは1日目から出店されていたので、器はすでに多くが売れてしまったそうで、残りは少なかったですが、その中でぼくがとても気に入ったこの掛分けの器を買わせていただきました。もみじ市での良い記念となりました。ヨーロッパの雰囲気がある繊細な空気感を持った安部さんの作品は、誰にも似ていないように思います。この器は皆さんがイメージする安部さんの器とはまた少し雰囲気が違うものかもしれませんが、わが家の民藝の器とは相性が良さそうです。色合い、表面のツヤ消しの表情、繊細なカーブを持ったフォルム。美しい器です。またお会いできる機会がありますように。

IMG_2745.JPG

続きを読む


nice!(6) 
共通テーマ:アート

カンタと刺子/日本民藝館 [美術・デザイン探訪]


IMG_2498.JPG

インド〜ベンガル地方の刺子「カンタ」の展示が日本民藝館で11月24日まで開かれています。ぼくは一度観に行ったのですが、もう一度行こうかなと思っています(民藝協会の会員で、民藝館パスもあるので)。素晴らしくて、とても刺激を受けます。もみじ市の前に観に行ったのですが、こういう絵が作りたいなあというのが頭に浮かんだりしました。作家ではないごく一般の女性たちの手による作品は、自然で素朴でありながら、アッと驚くくらい素晴らしくとても驚かされます。楽しい展示ですよ。そして、帰りに売店ではレンテン族のコースターを「今日の一枚」とか言いながら買うという。この展示、素晴らしいのでぜひ観に行って下さいね。

nice!(3) 
共通テーマ:アート

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。