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素朴なメキシカン・フォーク・トイ [民藝・手仕事・古道具]


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写真:洋書「MEXICAN FOLK TOY」より

最近いろいろと古い本なども見ているのですが、やはりメキシコのフォーク・トイ(民芸品)は好きです。何とも言えない味わいとやわらかさとあたたかいモダンさが同居しています。特にメキシコやペルーの民芸品が持つ雰囲気は良いなあとよく眺めていて、いまはなかなか見られないと思うと余計に実物を見てみたい気持ちになります。モノは時代とともにどんどん変わってしまう。新しくなると同時に良かったものも同じくらい無くなってしまう。手が込んでいるから、新しい技術を使うから良いわけではないのだと思います。素朴で素直な精神というのは、何にも代え難いすばらしさがあるなあとこうしたものを見ていてつくづく感じます。こうした空気感のものが無くなっていくこと(作られていても、わかる人にはわかるけれど、微妙に違う。)は、やはりとても残念なことですね。やはりぼくは自分がつくるものも、最終的に素朴なものを目指していきたいなあと思っているところです。

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夏が近づいてる [コラム]


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毎日ベランダで朝ごはんを食べています。昨日は昼間は結構暑かったですが、朝のベランダはとてもさわやかで心地良く、仕事なんてしたくなくなる気分でした。オレンジ満載の朝ご飯でした。パンはモンタボーというお店のやわらかい食パンです。あれ?パンは作ったものじゃないの?と思ったかたもいらっしゃるかもしれませんが、こういうパンも妻もぼくも大好きなのです。それと、レモンで作ったというジャムと、オレンジの仲間。何という名前かはわからないのですが、このオレンジ、ほどよく甘さと苦みがあってぼくは気に入っています。みかんってそんなに大好きでもないのですが、これとスウィーティーは結構好きです。そしていつものコーヒー牛乳。

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ぽんと山の体験 [奇妙な世界]


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わたくし、ぽんと山っていいます。海辺の街に憧れて毎日を生きています。海にはいろいろなものが流れ着きます。たとえば、わたくしみたいな者もどこかに落ちてるかもしれません。夏の終わりの海には、くらげがたくさん打ち上げられていますね。それはそうと、あのときの奇妙な体験をお話ししなければなりません。わたくしは、海水浴へ行って、浮き輪にのって波に乗っていました。でも、ふとしたことから、大きな波が来て浮き輪が流されてしまいました。水を飲んでもがいたわたくしは、息ができなくなりました。ああ、これはまずい、マズすぎる!そうおもったわたくしは、当時はまだ泳げなかった気がしますが、なんとか泳ごうとしました。ああ苦しい苦しいともがいていると、水の中で、手のひらが砂浜に着いていることに急に気がつきました。あれっ??我に返って水から顔を上げました。あとから聞くと、ひざくらいまでしかない浅いところで、ずっとわたくしは「逆立ち」をしていたそうです。なぜですか!耐えられません。それを聞いたとき、これも人生だなと思いました。まさにこんな顔の気持ちですよ。

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インスタの軽い楽しさ [コラム]


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インスタグラムという写真SNSをやっているのですが、友人知人が中心のフェイスブックよりも軽い感じで、もう少し気楽な集まりだと思っています。ぼくのように作品を作っている人がその過程などをサクッと楽しく見せたい人にとっては、いちばんうまく伝えられて自分も楽しめるものかもしれません。フェイスブックよりも、もう少し開放感があってなんだかしっくりくるし、世界中の人がフォローしてくれたりするのも面白い。ツイッターの文字だけの感じとも違うし(画像をつけたとても、やっぱりツイッターは文字の媒体)、フェイスブックを四六時中なんて明らかにずっと続けられるわけがありません。適当に楽しみながらやりたいものですね。

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味と思い出 [コラム]


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このまえ妻が作った夕飯の炊き込みごはんは、クミンシードが入った独特の香りがするものだった。それを食べたとき、南インドのゴアのホテルで食べた炒めたライスの香りにとても似ていた。食べものというのは、まったく同じ味ではなくても、ああこれはあのときに食べたあの味に似ている!と瞬間に感覚的に分かり、そのときのことを一気に思い出させる。それがたとえ、何てことない何事もない時間での一コマであっても、それを食べた昔のことが、なんだか特別な時間だったようにも思えてくる。昔、近所の人に教えてもらって母がよくつくってくれたトルタ・ジ・バナナ(バナナのタルト)というお菓子のマイルドな味。タイで食べたカレー・ヌードルのジューシーな味。自由が丘のトップというお店にあった、オムレツケーキのウマすぎる味。旅で山登りをして食べた手づくりのおむすびの極上の味。食べものは偉大です。
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魚のパターン/作品 [作品]


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(C)YUYA 2014

昨日は魚のパターンによる作品をつくりました。この写真は途中でパシャッと撮ったもののほんの一部で、完成したものとはレイアウトなども違っています。普通にシンプルにつくるということを意識して始めたのですが、それがまたとても難しいことがあります。何回やり直してもどうにも野暮ったくて気に入らない。昨日もそんな感じでしたが、夜にようやくまとまって良い雰囲気の作品になりました。

自分の作品として、ダイナミックで素朴なものは目指したいけれど、野暮ったいことはやはりNG。このフォルムは洗練されているのか?そう問いかけて作っていたりします。何年か切り絵をやってきて、少しずつ自分の思う通りの形をつくれるようになってきましたが、やっぱりうまくいかない日もあります。それはモチーフが難しい形だからという問題ではない場合もあります。なぜならシンプルで美しい形をつくることも同じく難しいからです。

最近はその洗練されている中にも、素朴さを出したいと思っているのですが、それがまた難しいところ。頭で考えるのではなく、実際にスケッチをして実際に切って合わせてみて試して行く中でしか、バランスを取ることの感覚はつかめません。また、わざと滑らかに切らずにカクカクッと切る方法は、ぼくの切り絵の中でもひとつの手法(と言えるかわかりませんが)になっていると思っているのですが、これもやってみると分かるのですが、洗練された形に仕上げるのはとても難しいことです。などと考えながら、この作品も完成してやれやれです。いつ発表するかこれまた分かりませんが、ほどよくざっくりとした風合いのなかなか楽しい作品となりました。

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黒陶の天使/メキシコの民芸品 [民藝・手仕事・古道具]


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昨日から開催のSwimsuit Departmentの郷古さんによるトランクショー(展示会)へ行ってきました。会場は池尻大橋と中目黒の中間くらいにあるM.I.Uというお店。洋服がメインのお店のようで、こうした展示会が無いとぼくは入ることが無いかも知れませんが・・・。郷古さんも会場にいらして、今回の展示品のメキシコ民芸などが置かれた会場で、少しお話もできました。郷古さんのセレクトは、海外の素朴な民芸品やプリミティブなアートから、現代/モダンアートのちょっとユニークなものまでとても幅広く楽しいですね。郷古さんの楽しいモノが不思議と同居するセレクトを見ていると、モノ選びもやはり感性だなあと思います。ぼくも最近分かってきましたが、世界中のものに囲まれて暮らすのは楽しいことですから。

メキシコのオアハカ近郊のコヨテペックという場所でつくられる黒陶とよばれるその名のとおり黒い陶器によるさまざまなオブジェクト。以前のイデーでのメキシコ展でも犬の黒陶を買い、倉敷の郷土玩具館でもリスの黒陶を買いました。そして今回3体目となるのが、この天使の形をした黒陶です。人魚の形のものもあり、どちらもよかったので迷ったのですが、天使の方が古く黒色の色合いが深かったので天使を選びました。わが家のリビングの世界の民芸品の棚に仲間入り。

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◎上の段(左から)島岡龍太さんによる花器、インドのコンド族による動物3体、ペルーの土人形、今回の天使の黒陶、リスの黒陶。◎下の段(左から)小ピッチャーと壺とペリカンピッチャーは3つとも小鹿田焼。一番右は小代焼ふもと窯の井上尚之さん作。

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なると山の告白 [奇妙な世界]


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こんにちは。わたくし、なると山っていいます。あの日の過ちについて、今でもたまに思い出すのです。渋谷のデパートに、売られている洋服を着て古くさいポーズを取っているマネキン人形がいました。でも、わたくしは、そのマネキンの頭の髪の毛が非常に不自然で、とっても気になってしまったんですなあ。あの髪の毛はさわったら取れてしまうんだろうか。いまにも取れそう。これは取れる!そう確信したわたくしの手が、マネキンの頭に向かいました。シュッ。これは手の音では無いんだぜ。マネキンの髪の毛が、見事に床に落ちた音でありました。ああ、愉快すぎたけれど、これはまずい、まずすぎる!割とご年配の女性の店員さんの「コラア」という声が響くのと同時に、わたくしは一目散に逃げました。ごめんなさいとは絶対に言いません。真実を知りたい一心だったのです。

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絵の向かう場所 [作品]


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最近、問い合わせも増えて来ていて、ありがたいことです。このブログも5年以上経っていて、検索にもかかりやすくなってきているのかも知れません。それは媒体でのイラストレーションの仕事だったり、個人の方からの絵のオーダーだったりします。最近よく考えるのは、自分の絵はどういうところに一番向いているのかということと、まだ活かせる場所があるのではないかということです。今年はそういうことも意識して仕事していきたいです。

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北欧と民藝 [美術・デザイン探訪]


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これは先日の「東京蚤の市」のときの写真で、北欧のポタリーです。建築をやっていた頃から、ぼくは北欧デザインがとても好きでした。その頃は家具などをよく見ていて、結婚してからも北欧の丸いテーブルに全部違う4脚の北欧イスを使っています。北欧のデザインは、日本に通じるそぎ落としたモダンな美しさがあるのと同時に、落ち着いた静かな精神をそこに感じてその佇まいがとても好きなのです。古い雑誌「DECORATIVE ART」の中で、北欧の陶器と浜田庄司の花器などが何の違和感も無く一緒に飾られていたのを見かけて、やはり日本と北欧(いや、民藝と北欧と言ったほうが良いのか?)はとても相性がいいなと思ったのです。最近、北欧のテキスタイルのデザインなどにもとても興味があり、その清潔でモダンでありながら遊び心あるデザインやパターンに、とても惹かれるのです。デザインにおける世界の旅はとても楽しく、終わりがありません。

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勝手に生えてくる [コラム]


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これは何かというと、ベランダに置いてある木で作ったプランターです。そもそも、クリスマスツリーのために買った大きなコニファーという木のために自分で作ったボックスですが(木が大きすぎて良い鉢が探せなかった)、そのさわやかな香りがした木はあるとき枯れてしまいました。やはり鉢植えって難しいです。ボックスが残りましたが、せっかくなので何かを植えてみようと、食べられてよく使いそうな「青じそ」を植えたりしました。あまり考えていないので適当なことです。以前便利だったので、今年もまた青じそを植えようかと話していたら、土の中にタネがたくさん落ちていたのか、たくさんの青じそがグングン生えてきました。また、最近妻が普通に料理のために買ってきたネギもそのまま植えました。それから、水栽培の終わったヒヤシンスも3つに増えています。相談なんかしなくても、何でも快く引き受けてくれる生命の庭。花を植えるとか、そういうこととは随分違っていますが、何でも生えてきそうな場所です。たまに何かの幼虫みたいのが出てきますが、それはかんべんです。
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岡本太郎記念館へ/東京・青山 [美術・デザイン探訪]


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昨日は青山の岡本太郎記念館へ行きました。今までに何度か行って気に入っている場所です。坂倉準三の設計による岡本太郎の自邸を記念館にしたもので、アトリエやリビングルームなどが当時のままの姿で残されて公開されていて楽しい空間です。ぼくは太郎さんの作品が溢れる庭が特に好きで、この場所へ立つと不思議な異空間に来たような気持ちになり、パワーをもらえる気がします。大阪の万博公園にある太陽の塔もぼくは大好きで、初めて観に行ったときは大きなパワーを感じました。昔の偉大なる美術家は、幅広く活動して何でもこなす人が多いなあと思います。
そのあと、古民芸もりたというお店へ寄ってみました。骨董通りには骨董店や古美術のお店がいろいろとあるようですが、わが家が気に入るような「素朴な民芸品」があるお店って実はとても少ないように思います。古民芸もりたさんはいつも雑誌「民藝」の後ろの広告ページにお店が出てるので行ってみたのですが、今度から青山に行ったときには覗いてみたいと思う素晴らしいお店でした。

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この「動物」と名付けられた作品の土着的で愛らしい表情がとても好きです。民俗学も深く研究し、本もたくさん書いた岡本太郎ってやはりすごい。

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東京蚤の市へ [民藝・手仕事・古道具]


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昨年初めて行ってみたところ古本も充実していて良い本が買えたので、今回も覗いてみることにした東京蚤の市。京王多摩川駅のある京王線は普段まったく使っていない沿線なのでまったく行く事が無いエリア。東京オーヴァル京王閣というこれまた自分に縁の無い、競輪をするという施設の中で開催です。まずは入る前の人の列にびっくりです。昨年は全く待たずにすぐに入れたのですが、今年は一体何があったのか?というくらいの人の列。古道具アンティーク好きが一気に増えたのか??と思いながら並んで入る。お客さんは、なんだか見事に同じ雰囲気の人々(六本木とかではない、品の良い東京のオシャレさんとでもいえば良いのか・・)が集まってる感じがします。本当に古道具が好きというよりも、雑貨屋さんに行く感覚というか、もちろんそれを狙ったイベントなのだとぼくは受け取っています。

今回は自分が行ったのが2日目だからか、古本の収穫があまりなくてちょっと残念でした。月刊の「民藝」のバックナンバーをたくさん置いているお店があったので4冊買い、工業デザイナー秋岡芳夫さんの本が見つかり1冊買って帰りました。いろいろな古道具やオブジェクトはひと通り見ましたが、良いなと思うものは何万円という金額。写真だけ取って気が済みました。いろいろなものを見れば見るほど、モノを冷静に買うということも大事だなあと思う最近です。

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こういうのはなかなか安いのも有るのですが写真だけ撮る

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クラフト・アリオカの木の器/香川の手仕事 [民藝・手仕事・古道具]


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先日、二子玉川の高島屋で開催の手仕事市のようなイベントへ行きました。目的は香川県のクラフト・アリオカさんです。有岡さんは、先代から続く木の器を作るかたです。木の器は我が家ではまだとても少ないですが、このボウルを購入しました。もう少し主張する形をしたものなどもありいろいろと迷ったのですが、厚さもうすくて素直な形が気に入り、値段の問題もあり最終的にこれを選びました。グッドデザイン賞も取られたシリーズだそうです。一見したところ普通だなという感じですが、横から見ると、美しい独特のフォルムが感じられます。その主張しすぎていないところが良いなと思いました。最近は、材木も減ってきており、こうした木の器の手仕事は、次の代までは続かないというお話もされており、なんだか寂しいことですね。ぼくは知識も無いので、どのくらい使えるものなのか?と思っていましたが、こうした木の器は、割れることもなく、正しく使えば一生ものだそうです。

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水玉 [コラム]


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先日雨が上がったあとに、ふとベランダの鉢を見たら、葉の上に乗った雨の雫がきれいでした。これはなんとかベリーという、食べられる実がなる木らしい(ということで買った)のですが、もう10年近く?まったくなる気配なし。この木、なかなか美しい黄緑色をしているので、実がならなくても良いことにします。春の緑は明るく透明感があります。

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パーソナルなコンピュッター不具合 [コラム]


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らしくない書き方するなら、たとえば「タラーッ(汗)」とかですよ。きのうから、なんだかパソコンがつながらなかったのですよ。パソコンなんてと思うけれど、でも無いととても不便だなと思い知りますよ!でも無くたって生きて行けるものですよ。つながらなかったもんだから、朝の更新がなかったわけですよ。特に何もしてないのになんでつながらなくなるの?そう思ったんですよ。そういうよくわからない理由やだな!朝からお隣にもピンポーンまでして聞いてみたりもしたんですよ。恥ずかし。わかった原因、AirMacエクスプレスという無線を飛ばす装置だったようですよ。その四角いエアマックとかいう白いのの米粒みたいなボタンを針で押して、アップデートとかいうのもしてみましたなら、ああなんだ、という具合につながってたんですよ!パソコンのそういうところ、嫌いだ。無線が飛んでる中で暮らしてるっていうのも、よく考えたらやだな!
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少しずつ [コラム]


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今年はなるべく多く作品を試したいと思って始まってすでに5月。やっと始められて、もう少しのって来たら、5年くらい前から考えている新しい方法も始めて、初めての型染めも習いたい。毎日、時間はやはり足りないけれど、やりたいなと思っています。たくさんやるだけ、やはり見えてくるものがあるように思います。がんばって机に向かえばすぐにできるわけではないのだけど、がんばってみようっと。
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具象は架空のモチーフ [作品]


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(C)YUYA 2014

昨日も作品をつくりました。そう毎日はムリですが、思いついたからやったという感じ。この写真はその絵のほんの一部分。今回は具象です。ぼくが具象のときにいつも思っていること。それは、具体的に実物に似せてつくろうと思うことはないということです。いつも、絵の中のモチーフは自分から出てきた形で良いのだと思っています。花も木も動物も、ある個体を意識するのではなく、自分がつくり出すある意味「架空の形」にするべき。何となくいつもそう思って絵をつくっていましたが、あるとき詩人で絵も描かれる藤富保男先生が「あなたの絵は架空のものを描くからいいんだよ」とおっしゃり、やはりその考え方で良いのだとぼくは思い直したのでした。ありのままを上手く描ける(描こうとする)人もいるけれど、ぼくはそういうタイプでは無い。心を込めて自分の手からうまれる形をつくりたいと思っています。

今回仕上がった作品は、民藝の雰囲気を感じる部分もあり、北欧やヨーロッパの感じもあり、少し不思議なものになりました。多分、今しか出来ない感じと言えるのかも知れません。自分が切り絵を始めた頃の作品の感じで今やろうとしても、多分もう出来ないのと同じように。文字を入れなくても、笑っている顔などを入れなくても、絵全体は楽しい雰囲気のものになりました。この作品もまたいつ見ていただけるかわかりませんが、今の自分が素直な気持ちでつくったものだと言えます。
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記号的な絵をつくる [作品]


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(C)YUYA 2014

昨日はまた腕ならしという感じで作品をつくりました。今回考えたのは、人形(ヒトガタ)によるパターン模様です。最近よく民藝の世界のテキスタイルなどを見て、そこに描かれた絵やパターン模様に共感する部分が多く、それに影響された絵と言えるかもしれない。ぼくも型染めという技法をやってみようと考えているのですが、やってみる前に、型染めのことを少し思いながらつくった作品と言えるかもしれません。とても単純な直線からなるいくつかの呼応する形を並べてつくる楽しいパターン。絵を描くということは、本当に多様な考え方があるなと改めて気がつきます。絵は誰が決めるものでもなく、自分だけの主義を込めることができる、とても楽しく自由な世界だから。

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ベランダごはん再開 [コラム]


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なんか食べ物の写真久しぶりだなあと思いました。最近暖かくなったので、ベランダで朝ごはんを再開しています。とはいえまだ1回ですが。いままで、夏など暑い日は、朝も夜もベランダで食べることも多かったです。テーブルとイスが一体になったものを置いており、もう1つの部屋と同じくらい活用しているわが家のベランダ。幸い5階なので蚊もここまでは上がって来ません。
トースト、紅茶、目玉焼き、オレンジ。目玉焼きの横にあるご飯みたいなのは、そう、ご飯です。玄米を炒めたもので、野菜的に添えているのだそうです。サラダで米を食べる、という感覚らしいです。でも普通に焼き飯でもあり、おいしいです。
昨日は母の日でしたね。カーネーションを飾りました。
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一歩、踏み出した日 [作品]


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(C)YUYA 2014

昨日は久しぶりに作品を作りました。最近、仕事で依頼があった絵をつくってはいましたが、自分の自由な作品は実はちょっと間が空いてしまっていました。プレゼントのためのちょっとしたカードなんかは作ったりしましたが、純粋な作品はほんとうに久しぶりかもしれません。最近思っていたのは、そろそろ次の段階に少し進みたい。こういうスタイル、こういう雰囲気という風に作るのではなく、本当に自分の中から出てくる形を作品にしたい。こういうのがやりたい、こういうのも良いなと頭では思っていて時間が少し取れてもなかなかまとまらずにうまく行かないこともあります。でも、そんなこと言っていてはダメだと考えて一歩、踏み出します。たくさん作り続ければのってくるはずだから。何年か前には年に2回個展をやった年もありました。その頃は夜中に作品を作っていたことが多く、寝る時間を削って絵を描いていたのですが、今は寝ないと残念ながら次の日にも響きますのでちょっと無理ですなあ・・・!

それで、作ったのはパターンをテーマにした作品です。パーツの形はある程度スケッチして決めてからスタート。でも、全部同じ形にするのではなく、ひとつずつハサミで切ることで、どの形も微妙にどこか違うというものにしました。レイアウトも単にきれいに並べるのではなく、垂直だけは保って、ある程度規則的な並びから外す。それによって動きのある音楽のようなパターンにしたいと思いました。民藝の世界の海外のテキスタイルや、和紙に表現された型染めの絵、60年代頃のモダンデザインにおける美しいグラフィックパターンなどなど、前回の個展(渋谷でやった2012年の「旅の影響」)のあと、いろいろなものをぼくは見てきました。自分の絵について、そして自分が選ぶモノ、民芸の世界での表現について自分なりの感覚を持って、いろいろなものを見た上での自分だけのフォルムを持った作品がいつか作れるようになれたら良いなと思っています。

今まで、このブログでは、出来た作品をすぐに載せるということはせずに来ました。でも、せっかくブログなので(頻繁に個展ができるわけでもないので)、今自分が考えていることを反映した作品の空気だけでも同時にも伝えられたら、と思ったのです。いつ個展で発表するのかはわかりませんが全体の形やタイトルやこの作品のために添える文章(まだ書いていないけれど、そのエッセンスがあるから、イメージが始まっていつも作品になります)などはまだ伏せておくことにします。
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小鹿田焼のペリカン・ピッチャー [民藝・手仕事・古道具]


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昨日は午後からウチからもほど近い、尾山台の新しくオープンする民藝店「手しごと」へ。世田谷には民藝を扱うお店が増えていてわが家にはうれしい。鎌倉の「もやい工藝」もよく立ち寄って器を買ったりしているからか、そのオーナーのかたが関わられているお店ということでご案内をいただき、行ってみることにしました。

今回良いなと思って買ったのがこのペリカン・ピッチャー。高さ9センチ、直径は8センチほどの小ぶりな大きさ。あまり見かけないタイプの色と形だなと思い、お店の方に聞いてみると、小鹿田焼の坂本浩二さんの窯のものだそうです。ぼくたちも小鹿田を訪ねたとき、まだ若い息子さんと作陶されていたのがとても印象に残った坂本さん。なのでなんだかうれしくなり購入しました。このピッチャーは、どこか梅干しなんかを漬ける壺のような雰囲気にも見えて、でも同時に海外のものか?とも感じられるような不思議な魅力のある造形だなと思いました。一見シンプルでありながら、多様な表情に見えるものはやはり好きです。どっしりとしたフォルムもなんだか面白い。器を逆さまにした状態で、釉薬を上から流して描かれたという模様が印象的です。それが前後の面で違った模様をしています。片方は三本がつながって一体になっており、もう片方は独立しているので、向きによって別な表情を楽しめます。直感で欲しいなと思うものは、やはり自分がとても気に入ったものなんだなと思います。ピッチャーは食卓では実際にはあまり登場しないアイテムです。花瓶なんかにも使えますね。でも、置いてあるだけでモノとして表情もあり楽しいものです。

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カレーの店「デリー」でのうれしいひととき/富山・松本民藝の旅6 [民藝・手仕事・古道具]


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素敵な作品が飾られた店内

今回の松本へ行った一番の目的はカレーのお店「デリー」さんへ行く事でした。カレーを食べたいというだけではもちろんありません。このお店には、ぼくが最近とても素敵だなと思っている型染の作家、三代澤本寿さんの作品が店内に飾られています。三代澤さんの息子さん、三代澤友寿さんご夫婦がなさっているカレーのお店なのです。今回、お店開始前の仕込みの時間におじゃまし、作品を見せていただくことができ、感激でした。店内にも作品がありますが、別な部屋にも上げていただき、貴重な作品を見せていただきました。三代澤さんの作品は、どれも何とも言えない無国籍感があり、不思議な迫力があります。幾何学模様などもとても面白くて、幾何学なのに生き物のようです。ぼくも自分の作品を作る上でとても刺激を受けました。やはり、本で観るのとは違い、実物からのパワーをもらいました。三代澤様、奥様、お忙しいところ本当にご親切にしていただき、心からありがとうございました。そしてそして、カレーはとても美味しかったです!また松本へ行く事があれば、ぜひ食べに伺いたいです。三代澤さんのカレーのお店、そもそも倉敷堤窯の武内真木さんからご紹介いただいたのです。武内さんにも改めて感謝です。民藝でつながっていくことの楽しさ。どうもありがとうございました。

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窓に貼られた和紙を幾何学に染めたもの

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松本で買った古い「月刊民藝」5冊 [本と古本]


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メキシコ民芸を特集した昭和60年9月号

今回の旅行で、松本を散策しているときにいくつかの古書店を見かけて入ってみました。古本の収穫は今回の旅ではそんなに無かったのですが、月刊民藝の古本がたくさん置いてある店がありました。とくに、上の写真の「メキシコ民芸」を特集した昭和60年のものは表紙を見つけたときはうれしく、買えてうれしい1冊でした。メキシコの「生命の木」が表紙になっていますが、中に載っているのはお面などが中心です。たくさんあった中から、今はもうなかなか見かけないだろうというものを中心に、海外の民芸をテーマにしたものを5冊だけ選んで買いました。旅で買った本というのも、あとで旅を思い出してなかなか良いものだなあと思うのです。

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アフリカの木の錠を特集した昭和56年11月号

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李朝の絵文字を特集した昭和58年5月号

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松本民藝館へ その2/富山・松本民藝の旅5 [民藝・手仕事・古道具]


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今回、松本民藝館へは2度も行ってしまいました。民藝協会の会員になっているので、何度行っても無料ですが、2度目に行った日は松本の公営の施設は無料になるという日でもありお客さんが多く、自分たちだけの貸し切り状態で静かにみるのとは違いました。今日は展示されていた郷土玩具などについてご紹介してみようと思います。

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アイヌの郷土玩具。良い表情です。


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ふたたび松本民藝館へ その1/富山・松本民藝の旅4 [民藝・手仕事・古道具]


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メキシコのリスの絵が入った皿

何年か前に初めて松本へ行ったときにも松本民藝館へは行きました。その頃は、東京でも日本民藝館へは時々行っていたのですが、ここまで深く民藝には入り込んではいなかったと思います。それでも、松本の民藝館をゆっくりと楽しんだ記憶があります。

そして、今回が2回目。やはり前回とは同じものを見ても見え方が違います。そういう、見る側の違いによっても違って見えるということも民藝の面白さのひとつであるように感じます。まずは鳥取の民藝をきっかけに陶器に強く興味を持ち、日本の郷土玩具などが好きになり、そこから世界の民芸にも目を向けて・・・という今の状態でもう一度みるとき、いろいろな国のものがしっくりと馴染んで同居しているように感じます。それをじっくりと感じられる全国にある民藝館という空間は、自分にとってとても楽しい場所です。素直でまっすぐな造形をみて、いつも何か新しい感覚に気がつくことができる場所でもある民藝館はぼくにとって大切なものです。

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美しい日本のガラス

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松本ホテル花月/富山・松本民藝の旅3 [民藝・手仕事・古道具]


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ホテル花月の喫茶室

次回松本へ行ったら泊まりたいと思っていたのが、ホテル花月。今回は泊まることができ、街の中心へのアクセスも良く、快適に過ごすことができました。民藝の街松本にある民藝を意識したホテル。パンフレットなども型染絵が使われているという統一感のある素敵なホテルです。部屋も落ち着いたトーンで統一され、ビジネスホテルよりも寛げる感じがあります。朝ごはんは喫茶室をよく利用しました。トーストと目玉焼きとコーヒー。正しい喫茶店の朝です。飾り棚には世界の民芸品。湯町窯から海外のものまで、なかなか幅広い品揃え。今度はいつ松本へ行くかわかりませんが、次回もまた花月が良いなと話していたところです。

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桂樹舎 和紙文庫を訪ねて(富山県)/民藝の旅 富山・松本2 [民藝・手仕事・古道具]


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富山を訪れた一番の目的、和紙の産地である八尾にある桂樹舎和紙文庫へ。いくつかに分かれた展示室には、日本民藝協会の施設として紙にまつわる展示がされています。型染めの和紙などだけではなく、張り子や凧などの玩具、紙でできた衣服、うちわなど、日本にとどまらない世界のさまざまな紙の工芸品があり楽しめました。最後に売店があり、桂樹舎の製品を買うことができますが、あまり種類が多くはありませんでした。聞いてみると、全国のお店に出荷してしまうため、ここにはあまり商品が残ってないとのこと。旅行者はわざわざ観に行きたいからその土地を訪れるのに、東京の方が良い商品がたくさんあるというのは少し残念に思いました。民藝の器についてもまったく同じことを思った記憶があります。手仕事をめぐる旅をしていて、いつも残念だなと思うことで、その土地でつくる意味ってなんだろうなあと考えさせられたりするのです。とはいえ、和紙文庫を観に行くことができて良かったです。

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張り子の鳥。

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民藝の寺、光徳寺を訪ねて/民藝の旅 富山・松本1 [民藝・手仕事・古道具]


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ぼくたち夫婦が民藝の旅へ出るのは、何度目でしょう。今回の旅について書いていきます。初めての富山県へ行き、その後、長野県の松本へも再訪しました。富山は八尾和紙で有名な民藝の地なので、前から気になっていた場所。でも、東京から富山へのアクセスはあまり良くなく、関東から旅行する人は少ないかもしれません。ぼくも今回行ってみるまでどういう県なのかまったく知りませんでした。寺も多いよいですが、仏具の産地として手仕事でも有名なようです。街のあちらこちらに工房のようなものを見かけました。山田温泉という温泉地へ泊まり、民藝ゆかりの地をいくつか巡りました。

まずは富山県南砺市にある光徳寺。この寺には蒐集されたたくさんの民芸品が展示されており、まるで民藝館のようになっているのです。棟方志功ゆかりの寺としても知られており、その作品も飾られています。

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境内にへ入るとまずはさまざまな民藝の壺がランダムに置かれ、他の寺とは雰囲気にが明らかに違っています。民藝館のように展示がされており、最後にはあの部屋へと至るのです。続きをご覧ください。


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民藝の旅から帰って [コラム]


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今年一度目の民藝の旅から帰りました。今回は、以前から気になっていた始めての富山、そして松本へも再訪しました。明日から記事を書いていきます。今回は器は全く買わないという民藝の旅となりました。
東京へ帰ってきて駒沢公園でなにやら「肉フェス」というイベントが開催されてました。ラーメンのイベント、ビールイベント、そして肉。最近駒沢公園の広場では食べ物のイベントが多いですね。陶器市はたまに開催されているけれど内容は「・・・」。骨董市とか、古本市とかやってくれれば良いなあと思います。
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