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素朴で美しいもの [コラム]


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イデー自由が丘の展示「The Popular Arts of Mexico」より

最近はモノが気になって仕方がないです。自分でもこれは何だろうと思う。特に素朴なものに惹かれるという今迄に無かった自分の感覚にも新しさを覚えます。整っていない美しさや、偶然のすばらしい表情を持った素朴な玩具やフォークアート。そういうものに惹かれるのは、いまこの歳になったからこそなのかも知れない、とも思います。20代、30代ではわからない感覚の入口なのかもしれない。美しいという感覚は、たぶん人それぞれで、100円ショップの食器を使っている人だっているし、古道具をゴミとしか思わない人だっている。どれが正しいというのは無いと思う。モノの価値というのは、その人のモノに対する考え方そのものであり、イコール、生活に対する考え方そのものにもなるかなあと思った。
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いつも好きな音楽 [音楽]


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音楽はいつも何かしら聴いていますが、新しいものをどんどん探して聴くことについては、わりと波があります。最近は、もう新しいのを追いかけるのをほとんどやめています。音楽が嫌いになったとかではなく、そのときに出会った良いものを聴けばそれでいいや、という感じになってきています。大学生の頃からいろいろな音楽を聴いてきて、家には1000枚くらいのCDと300枚くらいのレコードがあるので、夕飯のときに大体音楽をかけています。音楽の好みというのはもう20歳くらいから大きくは変わっていないけれど、何年経っても常に聴いているのはブラジルのジョアン・ジルベルトのボサノヴァ。この不思議で軽やかで美しい音楽の魅力は一体なんなんだろう?と思うけれど、誰のものとも違う音楽、誰のものとも違う新しい感覚を聴く度にいつも味わえる。今思えば、この感覚は、ある意味「民藝」を見る感覚にも似ているようだと思いました。

大学生の頃、ジョアン・ジルベルトのボサノヴァに出会えたことは、ぼくにとってのいろいろなことを自分なりに判断するための「感覚」の始まりだったかも知れないと思っています。今、たとえば絵を作っていても、何かしらの音から始まる動きをイメージしていることが多々あります。それが、絵にどう繋がって形態になっているのか、というのは言葉で説明することは難しい。それが、音楽的な「感覚」でもあり、デザインの「感覚」だから。

ぼくは音楽について詳しくないけれど、自分の近くにはいつも音楽があります。それは、自分を前向きな気分にもしてくれる。もちろん、わざとらしいJ-ポップの励ましソングの歌詞なんかではなく、純粋で美しい音の集まりやカタチに感動してしまうという感覚。それは、技術的に上手いとか下手だとか、ということともまた違う別の視点。自分にとって美しく心地良い音楽を聴いて行きたい。
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倉敷堤窯を訪れて その2 わが家のセレクト [民藝・手仕事・古道具]


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武内真木さんがあたたかく迎えて下さって楽しかった倉敷堤窯への訪問。ぼくたちが選んで買わせていただいた器です。まず、ぼくが気に入ったのが上の写真の花器。花器が欲しかったというよりは、この美しいフォルム、指掻きで描かれた模様と色と佇まい。とても気に入ってしまいました。これ、本当は徳利かもしれない。でもぼくは酒を飲めないので徳利としては使わないけれど、そういうことはどうでもよく、モノとして純粋に欲しかったのです。今は赤い実を挿して、リビングルームに置いてあります。

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2つ目。これは窯で(凹凸模様のあるローラーを使っての)模様の付け方などを説明してくださったものだったので、ぼくら二人とも一致でこのシリーズから一枚欲しいと思いました。こうしたものを選ぶとき、ぼくたちは意見が割れることはあまりありません。

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そして、最後の1枚は実は驚きのプレゼントでした。スリップウェアの大皿で、スリップ模様のところがうまくいかなかったということで、販売はしないものということで、ジャマでなかったらお持ちください・・・と遠慮がちに武内さんがおっしゃいました。もちろんください!といただいてきました、という1枚なのでした。武内さんには、またいつかお会いしたいねと家で話しています。
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また棚をつくりました [コラム]


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きょうは午前中、板を買うために渋谷の東急ハンズへ。家に新たな棚をつくるため。昨年あたりから、いろいろ棚をつくっている気がする。「民藝うつわ」様が増えて来たので(あれだけ買えば当然ですよ)、キッチンの吊戸棚の中を整理してあまり普段使っていないようなものを移動しようということになり、その溢れたもの(お菓子の焼き型など)の移動先としての棚。わが家には1室だけ和室があるのですが、曲がって入る入口で、そこに「半畳」のスペースがあります。その上にある使わない空いている空間に目をつけました。

東急ハンズでは図を書いて寸法を伝えれば切ってくれて、あとはネジや釘で組み立てるだけなので、手軽に棚が作れます。ぼくは建築をやっていたけれど、だからこういうことが出来るというわけではないと思っています。あくまで自己流ですが、たとえば「ここはこうしたら構造的にもつかな?」ということは、常識的な感覚で判断する「勘」です。だいたい、バランスの良いものというのは、キチンと成り立つ気がするのです。これだけ長さがあるから、ここへ1枚支えを入れる、とか。そう、何かこう、特別にデザインしたものではない「普通の感覚」の表情が気に入っています。そこに置かれる民芸品や古本などがいろいろな表情を持っているから、棚そのものは素っ気なくて普通で、手作り感ある感じが良く、カッコ良すぎないのが好み。

そして、午後からベランダで棚を組み立てて、約1時間で完成。家というのは少しずつ姿を変えて行きますね。最近そういうのがまた良いことだなと思います。自分たちにとって、居心地の良い場所になっていくように感じます。実はついでに別な棚の板も買って持って帰ったのですが、そちらまでは今日は気力がなく出来なかった。また天気の良い別な日に!
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春の気配 [コラム]


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昨日の朝、駒沢公園へ歩きに行ったら、梅が結構咲いていた。全く咲いていない木もあったので、早く咲く種類のものかも知れない。こうして季節の植物を見たり、ベランダへやってくる鳥を見たりすることは、毎日をより楽しくしてくれる。音楽や古本が無くても死ぬわけではないし、民藝の器でなくとも事足りるし、絵だって無くても生活は普通に出来る。でも、これらはぼくにとって全部大事なこと。そしてそんな楽しい日常の出来事によって作品が生まれるように思う。
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チョコレートようかん [コラム]


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昨日はチョコレートようかんを食べました。食感はようかん、味はチョコレート。ああ、食感はようかん、という中に、あずきの味が隠れているかよく気をつけたけれど、味はチョコレート。得したような残念なような、新しい気持ちです。妻は、楽しい食べものをたまに買ってくるので驚く。微笑みながら食べる。
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インド民芸 民俗のかたち/木耳社刊  [本と古本]


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これも先日神保町で買った本「インド民芸」。最近、世界の民芸品にとても興味があります。キッカケは郷土玩具。そう、熊本国際民藝館で、日本やメキシコやブラジルやペルーなど、さまざまな国の郷土玩具やフォークアートが同じ空間に並べられ同居しているのを見て、国に関係なく調和し合う感覚に感動してぼくは目を見張りました。それ以来、外国のフォークアートにもとても興味があり、分け隔てない感覚で対等に見て行きたいなと思って見ています。

インドの民芸品で、ぼくが以前から気になっていたのは、真鍮(ブロンズ)でできた動物や人のオブジェ。コンド族という民族によりつくられたもの。日本民藝館で、先日の柳宗理の展示でも、2階の展示室の入口のところにこのブロンズ像の動物などがいくつか展示されていて、なんとも特別な空気をまとっている姿、そのとても素朴な表情が好きだなあと思い眺めていました。この本には、そういったものも含めて、インドの民芸品全般が載っています。写真のページも割と多くなかなか楽しめる本です。土人形、テラコッタ、木彫り、絵が入った布・・・日本の新潟の「三角だるま」のような形をしたものまであったりして、どこかで繋がっているのではないかとも思えてきます。そして、その素直で素朴な感覚は、日本の郷土玩具にも通じます。

インドの民芸品は、ぼくの印象では全体にどこか優しさを感じます。ぼくは若い頃に一度、インドに一人旅をしました。そのときは(あのコッテリ具合、そして人のしつこさに、)インドはもういいやと正直思ったものです。が、こうして違う側面を知ると、また新たな興味が出てきます。だって、こんなに素敵な民芸品がいろいろある国なんだから。
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亀戸天満宮の鷽替え [民藝・手仕事・古道具]


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今まで、古道具屋などで鷽を買ったことはあるのだけど、昨日、初めて東京都江東区にある亀戸天満宮(亀戸天神)の鷽替えへ朝から行ってみました。亀戸のものは、上の写真だと左から、一番左、3番目、5番目のものです。カールしたヘアースタイルのものは福岡の太宰府天満宮のもの。左から4番目の「日の丸」を持った鷽は、以前友人にいただいた東京国立市にある谷保天満宮のもの。使っている色は(亀戸のものでは羽に緑が使われますが)共通しています。

鷽替えの「木鷽」という授かりものは、実際にいる鷽という鳥がモチーフ(全然似てはいないかも知れないが)。人々がついた「嘘」と掛けていて、一年間のうちについた「嘘」を「誠」に取り替えるという意味で、開運、幸福を招くという意味があるそうです。鷽替えという行事は全国の天満宮で行われることが多く、各地で授与される鷽は、それぞれに形とデザインが異なります。

亀戸天満宮の鷽は、丸太状の木の角を面取りして出来たものに赤白黒緑で彩色されたなかなか力強い形をしています。小さいものから大きなものまで10種類のサイズにわたります。愛嬌ある微笑ましい姿ですね。今、郷土玩具を集める方々も多いようですね。これは媚びた可愛らしさ(例えば、ゆるキャラ)とはまったく違う視点でつくられたものだと思っています。だからぼくは、フォークアートに通じるようなこうした郷土玩具が好きです。

↓後ろはこうなっています。

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graphis グラフィス/スイスのデザイン誌 [本と古本]


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昨日は午後から神保町へ。古本をチェックしに、たまに行きます。まずは「さぼうる2」でナポリタンを食べ(量が多い!)それからいつものコース。今回は結構収穫がありました。古本というのも古道具と同じで、そのときによって何があるか分からない面白さがあります。あまり出会わない時もあり、すごく好きなものがたくさん見つかる日もあります。
今回買ったもので、スイスのデザイン雑誌でgraphisというぼくが好きな雑誌があります。と言っても、ぼくが好きなものは最近のものではなく1950-60年代の時期だけ。いい状態で見つかればたまに買っていますが、今回大量に古いものが安く売られていました。このgraphisをまとめて年鑑本になったのがgraphis annual。これも50-60年代のものがあれば、高いこともあるので値段によって買っています。この時期のデザインは全部が手仕事感が強くイラストも多く使われ、あたたかさに溢れていて見ていてとても楽しく、心動かされるものが多い。今のものとは、持っている空気がそもそも違っているように感じます。この時代のグラフィックは自分にとって特別です。
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倉敷堤窯を訪れて その1 [民藝・手仕事・古道具]


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新年が明けたばかりの1月4日、倉敷堤窯へおじゃましました。年明け早々なので難しいかなと思ってお聞きするとすんなりOKしてくださった武内真木さん。お会いしてみると、武内さんはとても優しい方でした。優しいというだけではなく、すべてにおいてなんとも素敵な考え方と視点を持った方で、ぼくたちをあたたかく迎えてくださいました。いろいろなお店の話、日本の民藝から世界の民芸のことまで、たくさんお話ししてくださった武内さん。とても楽しいひとときでした。

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ぼくも切り絵をやっていることをお話しし、トリベルやポストカードなど見ていただいたりしました。ぼくは今「型染め」に興味を持っていると言うと、出て来たのは三代澤本寿(みよさわもとじゅ)の本。松本で展覧会があった数年前の図録で、それはまさに、今ぼくが調べていて見たいと思っていた作り手で、欲しかった本そのものでした。早速その場でうれしく拝見し、なんてタイムリーだろうと思ってお返ししたら、何と「それは差し上げます」と武内さん。ずっと大事にして、何度も見たいと思います。そして三代澤さんがデザインしたという型染め(紙に染めたもの)の図案作品の実物ファイルを見せていただきました(上の写真)。それはとても美しくもあたたかいデザインで、かつとてもモダンなものでした。いつかこういうものもやってみたいなと思いました。また、松本のカレー屋さんには、三代澤さんの型染めの原画が飾られているということも教えていただきました。・・・ああ、次は再度松本の旅か?

窯ももちろん見せていただき、美しい器も買わせていただきました。器についてもとても丁寧に語ってくださった武内さん。購入した器については、また別記事で載せます。こうして、旅で実際に作り手から貴重なお話を聞ける事はとてもうれしくありがたいことです。こういった体験によって、いろいろなモノの見方、自分たちがこうありたいということ、また何を求めて行きたいかということも、少しずつ見えてくるように思います。同時に、自分のデザインソースも幅が広がっていくように思っています。また、器や民藝だけではなく、そのまわりにあることにも目を向けていきたいと思うようになってきているというのも、旅からの良い影響かもしれません。

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インスタグラムのイメージ [コラム]


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ゆるやかなのか、そうでないのか。ぼくはスマートフォンでやるインスタグラムという写真のアプリに登録しています。写真を撮ってアップしたり、または撮ってあった写真を切り取ってアップしたりします。お互いにフォローしたりコメント書けたりするのはフェイスブックと似てる。でも、フェイスブックとはまた人の関わり方が違っているようです。インスタグラムは顔も分からないし、ニックネーム扱いだし、ああ、そうなの?という感じで写真の醸し出す空気によって「いいね」を押すのかな。でも、これも最近は充分告知にもなるんだなあと思っています。写真というのはイメージを伝えるのに、一番手っ取り早いもの。でも、見て行くと面白い。そう、みんな同じようにパシャッと撮る写真なのに、その人の個性があるから面白い。ブログよりもさらに早い、ブログよりももっと軽い、ブログに載せるまでではないささやかさ。そういうものだって、いまは告知するんですね。いや告知ではないか。このブログには載せないものも結構アップしています。フォロー歓迎です。
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顔の無いこけし [民藝・手仕事・古道具]


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先日の世田谷ボロ市で買った、顔の無いこけしです。こけしなのか?どうかもよくわかりませんが。でも、顔が無いのにきちんと「人」を感じさせます。なんだろうね、これ。なんだかあたたかみもあって、不思議と気に入ったので買いました。男女で微妙に木の色合いが違っているのも面白い。古いものっていうのは、いろんな人のもとを渡り歩いていて、それを考えると古道具というのは旅をしているのだなあと思うし、なんだか楽しいですね。
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冬の一日 [民藝・手仕事・古道具]


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きょうは比較的のんびりした一日を過ごした。朝ゆっくり起きて、三宿あたりを久しぶりに自転車で散策。グローブという店でコーヒーを飲んで、太子堂商店街を見て帰って来た。15時頃、もうすぐに夕方になるという日差しの中で、リビングのあたたかくなったフローリングに寝転んだら、本当に少し寝てしまった。我が家のリビングは冬の昼間、ストーブが要らないくらいにあたたかい。いろいろなモノを見てまわっている最近、それらの色、形、空気、すべてが自分の感性に影響を与えているなあと感じる。冬の日差しに当たるペルーの土人形やメキシコの動物を眺めながら、今年はこういうことをぜひやりたいな、ということをぼんやりと考えたりした冬の午後だった。
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福獅子/大分県の郷土玩具 [民藝・手仕事・古道具]


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これは大分県別府の「福獅子」という郷土玩具。難を払い福を招くお守りだという紅白の獅子。まるで宇宙人のようです。写真右のものは、以前ぼくがボロ市の露店で買った古い木製のもの。そして左が、先日、雑誌nidの編集部の方からいただいた新しい土製のもの。(何よりのお土産。ありがとうございます!)どちらも同じ「福獅子」なのですが、昔と今とではこんなに形が変わってきています。そもそも素材から違っていますが、古いものは角張っていて、新しいものは丸みを帯びた感じ。この2つを写真に撮ってインスタグラムに載せたところ、結構な反響がありました。そして福獅子を持っているかたから、この中間くらいの形(ちょっと角張った丸い感じ)の写真を見せていただきました。木鷽などの郷土玩具は、年々変化していくものも多いようですが、ここまで変わってしまうというのもすごい。でも、この福獅子に関しては、新旧どちらもそれぞれに良い味があり、ぼくはどちらも気に入っています。
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ささやかなプレゼント箱の切り絵 [作品]


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年始に倉敷へ旅したとき、倉敷堤窯の武内真木さんにはあたたかく迎えていただき、器のことだけではなく本当にいろいろなお話を伺い、ぼくたち夫婦はとても楽しいひとときを過ごすことができ、良い旅の思い出となりました。その模様は近いうち書く予定です。それで、16日に行った世田谷ボロ市で、ちょっと面白いクリップ式の小さなアルミ製のロウソク立てがあったので(フランスのものらしいですが、写真を撮らなかったので想像してください。昔、電気が無い時代に本にはさんで読書するためのものだそうです。)それを小さな箱へ入れて、お礼の手紙と同封しました。ほんとにささやかなものですが、楽しかったというぼくらの気持ちが伝わればいいなと思いました。
小さな箱に、ぼくが少し切り絵をしました。窯へおじゃましたときにぼくが気に入って、購入させていただいた武内真木さんの指掻きの技法が入った花器(徳利かも?)。赤い実を挿してリビングに置いているので、その様子を絵にしました。小さい絵をチョイッとつくるのはやはり楽しい。
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袖師窯へ その2/島根の民藝 [民藝・手仕事・古道具]


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先日窯へおじゃましたことを書きましたが、そういえば、わが家が買ってきた器について書いてませんでした。奥から、ライン入りのボウル、スリップウェア2色模様入りの角皿、ポイント入りグレーの皿。ライン入りのボウルは、妻と意見が一致して最初に選びました。ぼくたちは結構一致することが多いので、あまり意見が割れることがありません。それは言い換えれば、あれもいいよね、あれもいいよね。となり歯止めが効かないということですなあ。スリップ2色模様の小皿は、この模様が袖師窯の特徴だと思えたので買いました。グレーの大きめの皿は、やはりいろいろと窯を巡ったあとに訪れたからこそ選ぶ、シンプルなアイテムかもしれません。きっと、こういうもの(少し地味でシンプル)こそ、使いやすく合わせやすいのだと思います。

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ピキヌーのタイカレー [喫茶・ショップ]


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世田谷区駒沢に、タイカレーのお店「ピキヌー」があります。ぼくはこのお店のカレーが大好きで、ちょっと疲れたときなどに食べるとなんだか元気になるのです。スパイスのせいでしょうか?ぼくはタイカレーだけではなく、カレーが全体的に好きなのですが、辛いものが得意というわけではありません。このピキヌーでも、いつも一番辛くない「グリーンカリー」「レッドカリー」のどちらかで、ごはんを大盛りにしてもらいます。今日もとてもおいしく、シャキッとした気分になりました。たまに行く大好きなお店。
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世田谷ボロ市へ [民藝・手仕事・古道具]


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毎年12月と1月に世田谷で開催される「世田谷ボロ市」。400年以上の伝統がある市で、自転車ですぐ行ける距離で開催のこともあり、ぼくたちはそれはもう楽しみにしており、毎年欠かさず行っています。朝ご飯を食べずに早く行き、まずは代官餅を買います。今回はあんこ、からみ(大根おろし)の2種。餅は、必ず食べないといけないんです。さらに、餅を買うのを待って並んでる間に、妻は近くの台湾肉まんの店「ルーガン」へ行き、肉まんを2つ買ってきて列に並んでる間に食べるという。最近それが定番のながれ。そして、餅を食べたらいろいろなモノを見てまわります。もう10年くらい欠かさずに行っているので、どこにどの店があるのか、だいたい頭に入っています(店は、いつも同じ人が同じ場所に出ます)。でも、ここ何年かの自分たちのモノへの興味の広がりとともに、こんなところに郷土玩具が売ってるんだ、とか、インドの民芸品だ、とかいろいろと見るものが増えていってます。わが家では、ボロ市を何よりも楽しみにしているのです。

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ふたたび湯町窯へ その2/島根の民藝 [民藝・手仕事・古道具]

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わが家が今回の旅で湯町窯で選んだ器です。奥左から、エッグベーカー(大)、持ち手のついたボウル、コーヒーカップ、模様の入ったスリップ小皿、魚の箸置き、線入り中皿。
エッグベーカーは前から買うと決めていたもの。持ち手のボウルはほんの少し、中に点がついてしまっている、ということで安くなっていて、かつ妻が気に入ったもの。コーヒーカップも前から買いたいと言っていたもの。そして模様の入った小皿と魚の箸置きは、ぼくがある意味フォークアート的な気分で気に入ってしまったもの。右下のライン入り皿は、今まで旅をして窯をたくさんまわってきた今でこそ選んだものかも知れないなあという、シンプルな美しさです。
湯町窯の器は躍動感があるというか、そう、生きている感じがします。発色の良さ、形の安定感と絶妙な厚みと全体にいつも漂うあたたかさ。スリップウェアの模様などはそれ自体がまるで食べもののようにも見えます。

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ふたたび湯町窯へ その1/島根の民藝 [民藝・手仕事・古道具]


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今回は二度目の島根。やはり湯町窯も外せません。一度目はあまりにハードなスケジュールで20分ほどしか居られなかったのが本当に心残りでした。今回は思う存分見ようということでの再訪問です。今回は本当にジックリ見ましたが、やはり湯町のスリップウェアの器は好きでした。スリップウェアをされている窯はたくさんありますが、湯町のものは一目でわかるほど、形にも模様にも動きと特徴があります。福間さんもまたあたたかく出迎えてくださり、帰り際、前回行った時と同じように入口から手を振ってくださいました。やっぱりあたたかな気持ちになりました。

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メキシコの燭台/メキシコの民芸品 [民藝・手仕事・古道具]


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ふとしたことから、この古いメキシコ民芸品の燭台(ローソク台)を手に入れました。少なくとも30年以上前の古いもののようです。2羽いる鳥がの軽やかな感じや表情、この上品なピンク。とても楽しいなあと思います。一部、ちょっと欠けているのですが、それも含めてこのままにしておこうかと思います。こういうものは、もう今は作られていないそうです。良いものは、どんどん姿を変えてしまいます。素朴な良いもの、残っていかないことがとても残念にも思います。

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ペルーの土人形 [民藝・手仕事・古道具]


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倉敷の日本郷土玩具館で、まだ買ったものがあります。日本の郷土玩具館なのに、世界のものばかり買ってる。そうです。でも、これがとても良かったのです。これは、ペルーの土人形。サイズは背の高さ10センチほどの結構小さな人形です。詳しいことはよく分からないのですが、昔のものでは無いようです。なぜなら、骨董価格ではなく、結構手軽な値段だったから。新しいのかもしれないですが、この風合いやつくりが、なんとなくメキシコ民芸にも通じるようなラテンの感じで、それがぼくも妻もとても気に入ったのでした。そういえばイデー自由が丘のメキシコ展に行ったとき、動物の頭の下にベルが付いてるメキシコのものが売られていましたが、これはベルにはなっていませんでした。主張しない素朴で落ち着いた色合いもまた気に入っています。世界の民芸。

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作品218_チャランガぽよぽよ/CDアートワーク [作品]


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(C)YUYA 2014

CDのジャケットアートワークを担当させていただきました。脱力系ラテンバンドならぬ、ラテン系脱力バンド「チャランガぽよぽよ」の初のCDで、2月上旬のライヴから先行発売開始だそうです。以前から知り合いであったリーダーの坂上領さん(フルート)と、帆足彩さん(ヴァイオリン)からお願いがあり、制作することになりました。ぼくも実際に音源を聴かせていただき、そこから絵を考えていきました。今回、実はあまり制作時間がなかったのです。ぼくは実際、制作時間というより考えることにとても時間をかけるのです。これで行こうと決まれば、あとは結構すぐ出来てしまったりするのだけど、そこが納得いかないと時間がかかります。最終的に、どういう方法で色の調整まで絶対に間に合うように良いものにしようかというところから、制作方法を考えていきました。

結果、手描きで紙にたくさん線画のスケッチをして、それをスキャニングし、パソコン上で加工して手のラインをほぼそのまま残してデザインして行くという方法をとりました。パソコンで描いた絵とは明らかに違うことが重要です。手で紙に描いたラインというのは、固い絵にならない。そして、ぼくはそれが一番大事だと思っています。音楽も、人間が手で演奏するという意味で、たぶん温かみという意味ではまったく同じでしょう。

で、一番大事な話。今回考えた絵のテーマは、自分の中のフィルターを通したラテンカラーです。途中、リーダーの坂上領さんからは「脱力系ラテン」ではなく「ラテン系脱力」バンドなのだという説明もいただきました。実際に聴いてみると、音楽は品の良い親しみやすい、ラテン系のやわらかい雰囲気もある音楽。赤、黄色、茶色とかの土っぽいものというよりも・・・例えば、アレキサンダー・ジラルドがメキシコの民芸などに影響されて優れたモダンなデザインをたくさん生んだようなイメージが合うのではないかと思いました。それは、ラテンの人間ではない人がラテンのことを思ってつくるということなのかも知れない。言ってみればイメージの中での旅のようなものかも知れません。そんなことを思いながら、色合いも決めて行きました。

子どもでも楽しめる音楽を、ということも意識されたそうなので、親しみやすいというラインを大事にしつつ、色合いは今回の「自分の中のラテン」という部分にこだわりました。背景以外にあざやかな色を3色使っているので、アイコンは全部黒にして、全体の統一感を出しました。アイコンは、曲の中で出てくるモチーフが中心です。森のイメージというのもキーワードとして出ていたので、「いかにも木」という感じではなく、音の並びとリズム感を感じられるような音符のような木のようなモチーフに、アイコンを乗せることにしました。太陽はラテンのイメージとしてぜひ入れたいと思ったモチーフです。これはフロントのジャケット面なのですが、裏面が解禁になったら、また紹介いたします。

ぼくは音楽が大好きです。だから音楽のことを考えて絵をつくる仕事を一度やってみたいと思っていました。今回機会をいただいたバンドのリーダー、坂上領さんと帆足彩さんにもとても感謝しています。出会いに感謝。
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リスの置き物/メキシコの民芸 [民藝・手仕事・古道具]


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倉敷では日本郷土玩具館へも行きました。名前のとおり、郷土玩具をテーマにした資料館/ショップです。資料館の展示は、本当にカオス。鳩笛ひとつとっても、本当に多くのヴァリエーションがあるのだなーと思い知らされます。ショップでも日本の郷土玩具を中心にたくさん売られているのですが、その中にほんの少しだけ世界の玩具のコーナーがありました。ぼくたちはそこに目を付けました。メキシコのリスを発見。先日イデー自由が丘でのメキシコ展で出会った黒い陶器の犬と同じシリーズかと思われます。やはり、犬と同じで、このリスも笛になっています。このリス、クルミか何かを食べてるみたいなのだけど、うれしそうな表情が最高。楽しさが伝わってきます。お店の方には「珍しいもの見つけましたね」などと言われながら、このリスやペルーの土人形をレジへ向かいました。倉敷でメキシコやペルーの民芸を買えたことにも何だか満足なのですヨ。

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鏡開きは、おしるこ [民藝・手仕事・古道具]


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昨日は(関東では)鏡開きでしたね。我が家もお供えの鏡餅を焼き、おしるこにして食べました。鏡餅は市販のものですが、これが意外にも美味しい。おしるこも久しぶりに食べるととてもおいしいなあと思います。マグカップにはコブ茶。使われている器は、齊藤十郎さんのもの。この器、齊藤さんの窯へおじゃまして「スリップウェア体験」のワークショップへ参加した昨年の冬に、窯出ししたばかりのホカホカの器をいただいてきたものなので、とても愛着があります。そのときも、この茶碗でおしるこをいただいたのでした。ちょうど一年前だなあと思い出します。十郎さんの器は、民藝をの精神が感じられながらどこかモダンで、形のバランスと格好良さはもちろん、良い具合の整いすぎていないさじ加減など、全体のバランスのちょうど良い美しさが好きです。

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袖師窯へ その1/島根の民藝 [民藝・手仕事・古道具]


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ちょっと回った順番とは前後しますが。島根へ行った目的のひとつ、袖師窯を訪ねました。一昨年島根へ行った際、時間が無かったのはもちろんですが、あまりよく知らなかったために行かれなかったので、その後ずっと気になっていた歴史ある民窯です。他に誰もいない中、2階へ上げていただくと、器が展示されている広いスペース。そして、そこにはたくさんの器がありました。同じ雰囲気のものがたくさんというよりもデザイン自体のヴァリエーションが多い感じといえます。
窯元ご主人の尾野さんともお会いでき、お隣の鳥取県のものではありますが、ぼくの作品が表紙に使われた「トリベル」を一冊お渡しし、ぼくは切り絵をしていることもお伝えしました。

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倉敷の喫茶店 エル・グレコ [喫茶・ショップ]


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倉敷で、今回行っておきたい喫茶店がありました。民芸館などもある美観地区の「エル・グレコ」。ここはとても歴史ある喫茶店のようで、とてもいい雰囲気でした。大テーブルに相席となっているのは、京都の百万遍にある老舗喫茶店「進々堂」を思わせますが、全体的な雰囲気は、もっと光が入る明るい感じです。コーヒーを飲み、次の目的地(といってもすぐ隣くらい)を目指したのでした。インテリアには、小鹿田焼などさまざまな本物の民芸品。おじそうさんのような良い顔をした石像が入口でお客さんを見守っています。

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倉敷民芸館へ [民藝・手仕事・古道具]


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倉敷ガラス、椅子敷きノッティング、染色や布、そして陶器。さまざまな民藝が息づく街、倉敷。今回の旅の目玉でもあった「倉敷民芸館」を新年早々に楽しみました。館内はとても寒かったですが・・あんなに観光客が多い倉敷なのに、ぼくたちの他にはほとんどお客さんがおらず堪能できました(不思議。あんなに賑わっているのに、みんな一体何を見ているのか?)。民藝運動の中心にいたという外村吉之助(ぼくが大好きな本「少年民芸館」の著者)が収集した世界の民芸品が展示される比較的規模の大きい民芸館で、東京の駒場の次に出来た民芸館といわれます。建物は米倉を再利用したもの。いろいろな世界のモノを素直に眺めて楽しみました。以下の写真、ちょっとご覧ください!

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何でもたぶん役に立つ。 [コラム]


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いまやらねばならないことは、正直言って自分が好きではないこともとても多い。でも、それはたぶん、いつか何かに役立つのだから。そう思っていつも乗り越えることにしています。ときに、どうにも好きではないことを、一生懸命やっているとき、ふとどうしようもなく折れそうになる。でも、いつかこうなるという理想を捨てずに思い続けることで、それを我慢して乗り切る。そう、今は我慢です。次の場所に行くときに、いままでのことを全部捨て去って行くのではなく、ぼくはいままで自分がやった全部を身につけて持って行きたいと思う。そういうふうに生きて行く。写真は、岡山から島根に向かうとっても揺れる電車から、鳥取を通るときに見えた、そう、大山(だいせん)です。倉吉の夜長茶廊に行きたいなあと思いました。
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太鼓乗せ犬/岡山の郷土玩具 [民藝・手仕事・古道具]


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そして、昨日の記事の続きでもうひとつ。吉備津神社の入口のところにある民芸屋さん(といっても土産物屋さんの風情)に「吉備津さる」なども含めた吉備津の土人形がいろいろ売られていたのですが、その中から「太鼓乗せ犬」を買いました。こういった犬モチーフの土人形はいろいろと売られていました。この顔がまた可愛らしい。耳の表現もとても良いなあと思います。色合いもどこか外国を思わせる感じもあり。日本の「かわいい」には品があるなと思います。
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