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東北民芸の旅その3_柳宗理の木地玩具を制作する工房「高亀」へ [民藝・手仕事・古道具]


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東北といえばこけしなのでしょうか。宮城県にある「鳴子温泉」にも一泊しました。こけしに囲まれた街、昭和の時間が残った雰囲気のひなびた感じが、なんとも気分出ます。民芸品をいろいろ持っているとはいえ、ぼくは特別こけしが好きで集めているということでは無いのですが。鳴子温泉には、こけしを工房で制作して売るお店がいくつもありましたが、1件、ふと入ってみてとても印象的だったお店が老舗「高亀」。実は、このお店を目指して行ったというわけでもなく、なにげなく入ったのですが、なにやら他のこけし店とは明らかに違った雰囲気がありました。

こけしだけではなく、壁には各地の郷土玩具コレクションが飾られ、中央のショーケースには良い色に茶色くなった古いいろいろな木地玩具。見たことがある鳩笛や、モダンな形をした西洋風のこけしなど。そう、ここは、柳宗理の木地玩具すべてを専属で制作しているという、特別な工房でありお店なのでした。
制作過程でできたいろいろなプロトタイプの古びたものがあり、それを見るのもとても楽しい。どんなジャンルでも、制作過程にはやはり試行錯誤がたくさんあるもんですね。お店の奥さまが、いろいろとうれしそうに説明してくださって楽しかったです。柳デザインのものを制作していることを誇りに思っていますとおっしゃっていました。お店に見本として置かれているヴィンテージなプロトタイプの数々は売り物では無いのですが、「これは売っていないのですか?」と聞かずにいられませんでした。

柳宗理のモダンなフォルムを持ったプロダクトの数々は、時代に左右されないものだなあと感じますが、こうしたこけしの街の工房でつくられていたというのが何ともあたたかい気分にさせてくれます。あのモダンな鳩笛や亀、フクロウ、西洋風こけしなどが持つフォルムの感覚は、日本のこけしにも、確かに緩やかにつながっている。お店へ行ったときにちょうど、柳宗理デザインの鳩笛がひとつ完成したということで、ぼくは持っていなかったので買わせていただきました。思わぬ楽しい出会いがあり、うれしい時間でした。

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