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作品198_鳥取「夜長茶廊」メイン・シンボル [作品]


yonaga_spoon のコピー.jpg

(c)YUYA 2013

鳥取の倉吉で喫茶店「夜長茶廊」を始めた石亀さん夫妻。
石亀さんからお話をいただき、お店のシンボルマークをデザインしました。
それは、昨年の夏、鳥取へ旅したことから始まりました。

夏の時期、まだ石亀さんがお店の内装工事をする前?という感じで、ここがお店になります!という物件を見せていただきました。古くて手を加えるのはとても大変そうでしたが(笑)、とても広くていいお店になるのではと感じました。こういうとき、建築出身のぼくは内装の完成形をなんとなくイメージできるから建築をやってたことが役に立つなあと思ったりします。で、そのときは街を案内していただいたり、一緒に蕎麦を食べたり、民藝のうつわの窯「福光窯」へ一緒に行ったりして楽しい時間を過ごして、ぼくらは東京へ戻ったのでした。

ぼくは自分の11月の東京の展示が終わってやっと落ち着いたころ、石亀さんからお店のシンボルを作ってほしいというご連絡をいただきました。ほんとにぼくの絵で良いのかなあーと思いつつ、お店のマーク。これは責任重大な仕事だから気持ちを込めてつくらねば!と思いました。実は以前から、ぼくのイラストを気に入ってくださっていたとのこと。とてもうれしいです。

お店のキャッチコピーは「コーヒーと音楽とインドカレー」という素敵な響きの言葉。まずは、いろいろ条件や希望を聞き、もともと使っていたyonaga sarouというフォントはそのまま使いたいので、それと組み合わせる形でイラスト的なマークを考えることにしました。そう、例えば「こけし屋」や「マッターホーン」のイラストのように。つくりはじめたら、なんだかとても楽しくなってしまい、5つの案を作り、結果選んでいただいたのがこのスプーンのマーク。これは自分でも一番気に入ってた案です。

スプーンを人々に見立てて並べ、頭の上にはお店の特徴を表すモチーフを載せました。
①コーヒー=コーヒーカップの帽子をかぶった人。
②音楽=ト音記号を倒したヘアスタイルの人。
③インドカレー=ターバンをかぶった人。

仕上げに喫茶店をあらわす「コーヒー豆」を配して、お店のキャッチフレーズをリズミカルにレイアウトしました。最後に。ぼくにとって、とても印象に残った石亀さんご夫妻のお店に対するコメント「わたしたちは、ここにいます」。それを表すのが、このお店でもあるのですね。そう思ったとき、一気にマークが出来ました。4本目のスプーンに載るのは、

④〈ここ〉である鳥取の象徴としての鳥。

今回のポイントは、直接コーヒーカップやインドカレーなどを描くのではなく、スプーンを人に見立ててそのトップの部分で同レベルに複数の特徴をマーク的に配置したところ。こうすることでたくさんのことを盛り込んでもスッキリ一体感を持って見える工夫をしました。
手描きした線画をスキャニングし、マックに取り込み、それをガイドにしてイラストレータ上でトレース。顔の部分や、頭の上の特徴物などは手描きを取り込んだラインをそのまま使っています。ここで手のあとを残してあたたかみを出しました。

あたたかいけれど、同時にスマートで軽やかなかわいらしさを持ったマークを目指してつくりました。それは、そのまま石亀さん夫妻の人柄と印象かもしれません。石亀さん夫妻、また会いたいなあ!


◉夜長茶廊
鳥取に行かれたらぜひ!カレーもコーヒーもおいしそう。
そして、ディスクユニオンにいらした石亀さんが選曲する音楽。
最高ですね。
http://yonagasarou.com/
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